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豪州戦必勝のカギはケーヒル、クルーズ封じ…守備で統率力を示したい吉田麻也

2014.11.18

ホンジュラス戦でプレーする吉田麻也 [写真]=Getty Images

 1月の2015年アジアカップ(オーストラリア)前最後の国際試合となるオーストラリア戦(大阪)が翌18日に迫った。日本代表は17日夜、決戦の地・長居スタジアムで公式練習を実施。23人全員がピッチに入って感触などを確かめた。

 右ひざを痛めている内田篤人(シャルケ)も公開された15分間はボールコントロール練習は参加していたが、ハビエル・アギーレ監督は今回、彼が欠場すると明言。右サイドは酒井高徳(シュツットガルト)が担うことになりそうだ。指揮官は「相手はアジアカップの優勝候補。我々の力を試すのにいい相手。今回はテストではない。相手に敬意を払いながら勝ちに行く」と真剣勝負を挑む意向を明確にした。となると、14日のホンジュラス戦(豊田)のメンバーをベースに何人かを入れ替える形になるだろう。

 オーストラリアとの対戦はご存じの通り、毎回のようにタフなゲームになっている。2010年大会(カタール)決勝では李忠成浦和レッズ)の延長後半の劇的決勝弾で勝ち切ったが、その後の2014年ブラジルワールドカップ最終予選では2戦連続でドローと勝てていない。彼らもブラジル大会の後、指揮官がアンジェ・ポステコグルー監督に代わり、新たな選手を発掘している最中だ。21歳のジョシュア・ブリランテ(フィオレンティーナ)ら若手が抜擢される一方で、ティム・ケーヒル(ニューヨーク・レッドブルズ)とマーク・ブレシアーノ(アル・ガラファ)といった30代半ばのベテランも健在。

 同世代の遠藤保仁ガンバ大阪)も「今回来ている中ではその2人は代表での実績が抜けてる選手。間違いなく警戒しないといけない」と強調していた。両ベテランが出るか否かは不透明な部分もあるが、日本としてはオーストラリアのフィジカルと競り合いの強さを出させないような戦い方が必要だ。

 ケーヒルら何度も対峙し、痛い目にも遭っている吉田は「長いボールを蹴らせないこと、セカンドボールを拾うこと、なるべく高い位置で押し上げること。ケーヒルに蹴ってセカンドボールとか、再度から速いクルーズみたいなアタッカーが仕掛けてくるイメージがあるから、しっかりと対応することが大事。セットプレー事態を減らすためにファウルをなくしたり、CK、FKの数を減らすことも大事になってくる。当たり前のことを当たり前にやらなきゃいけない。ホンジュラス戦はうまくいったけど、今回はもっとタフになると思う」と警戒心を募らせていた。

 アギーレジャパン発足の9月2連戦(ウルグアイ・ベネズエラ)の時は川島永嗣(スタンダール・リエージュ)、本田圭佑ミラン)とともにキャプテンとして位置づけられていた吉田だが、今回は長谷部誠(フランクフルト)と遠藤という年長者が戻ってきて、3人からは外れてしまった。本人は「ハセさんがやればいいっしょ。誰がやってもそんなに変わらないし、ハセさんがやるのが一番しっくりくるから」と冗談交じりにコメントしつつ、「キャプテンマークがあろうがなかろうが、僕のポジションはリードしないといけないポジション。試合に出たらつねにディフェンスの部分でリードしていかないといけないし、役割は変わらないと思ってます」と守備陣の統率役としての強い自覚を持って戦うつもりだ。

 ある意味、このゲームは彼の真価を問われる部分もある。イングランドでの経験を遺憾なく発揮して、フィジカルの強い相手を完封してもらいたい。

文=元川悦子

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