ベネズエラ戦の前日練習を行った吉田麻也(右から2人目) [写真]=瀬藤尚美
日本代表は8日、キリンチャレンジカップ2014に向けた合宿8日目の練習を横浜市内で行った。
サウサンプトンに所属するDF吉田麻也は、ハビエル・アギーレ監督が採用する守備スタイルについて、「オーソドックスにアンカーを置くタイプのチームの守備だと思います」とコメントし、「ボックスで組織を作って、入ってきたところを取るって形」と続けた。そのため「カウンターの時により今までよりスペースが生まれると思う」とし、加えて「そこを意識して攻めなきゃいけないなというのはビデオ見ても感じましたし、MFの推進力も必要になってくると思います」と分析している。
5日に行われたウルグアイ戦では、「前の選手がボールを奪ってから前の選手がドリブルしても後ろがしっかりついていってなかった」と問題点を指摘。「もちろんディフェンスラインも上げなきゃいけないですし、中盤の選手もそれについてかなきゃいけない。より引く分、前に出る運動量は求められると思います」と課題を語っている。
吉田はさらに、「ディフェンスラインのコントロールはミーティングをやってても良いってことだった」と、アギーレ監督が認めている点を明言。「それはザックさんに細かく言われたところだったので、意識してやれてる部分はある」と明かしており、「そういうのも活きてるなってのは感じます」と、アルベルト・ザッケローニ前監督から受け継いでいる部分があることを語った。
また、今は「リラックスしてます」と語る吉田だが、「僕はもちろん勝つ気満々でいますけど。毎試合勝ちに行きますよ。勝たなかったら俺ら、ただで帰ってきてるだけだからね(苦笑)」と、次戦への意気込みをコメントしている。
日本代表は9日に横浜で行われる親善試合で、ベネズエラ代表と対戦する。