ウルグアイ戦の戦況を見つめるアギーレ監督 [写真]=江本秀幸
キリンチャレンジカップ2014が5日に行われ、日本代表とウルグアイ代表が対戦。ホームでハビエル・アギーレ監督の新体制初戦を迎えた日本代表だが、前半にエディンソン・カバーニ、後半にアベル・エルナンデスに得点を許した日本代表は0-2で敗れた。
代表初招集の新戦力2選手が先発するなどした日本代表だが、守備のミスから失点を許し、攻撃面では効果的な形を作ることができなかった。サッカーキングの取材に対し、サッカー解説者のセルジオ越後氏は次のように語った。
「監督が代わっても、総合的な日本とウルグアイの差が縮まるわけじゃないよね。根本的なことで、選手の質が違う。すぐに縮められるなんてできないよ。監督が魔法をかけられるわけじゃない。もし、ワールドカップで優勝した監督が来てもそれは同じこと」
4-3-3のシステムを用いて試合に臨んだ日本代表。中盤のスタメンは森重真人、細貝萌、田中順也で構成されたが、「なぜ、森重をアンカーで使ったんだろう。ゲームを作る選手がいなかったよ。例えば柴崎(岳)のような選手がベンチにいたんだけどね。まだ、それぞれがどういう選手かを監督がわかっていないんだよ。田中(順也)も中盤の選手じゃないよ。ポルトガルでのプレーを見ていないだろうし、柏でももっと前でプレーしていた」と、選手の能力を把握する時間がなかったことを指摘。
前監督のアルベルト・ザッケローニ時代に招集されていた選手たちのプレーにも「サイドを崩せなかったし、岡崎(慎司)も孤立していた。本田(圭佑)はスーパーな選手じゃないし、海外組、ワールドカップに出場したメンバーもプレーは変わってない。4年間で大きく変わるものじゃない」と論じた。
日本は次戦、9日にベネズエラと対戦する。