2014.09.02

アギーレ新体制の静かなる始動

アギーレ
日本代表を指揮するハビエル・アギーレ監督(左)[写真]=兼子愼一郎

 ハビエル・アギーレ監督の率いる新生日本代表が、ついに始動した。キリンチャレンジカップ2014に向けた合宿が、1日からスタート。札幌市内で行われた初日の練習には、国内組と海外組の一部選手を含む16選手が参加した。

 新体制初日ということもあって注目度こそ高かったが、約90分間の練習はリカバリーメニューに終始。強面の指揮官も、吉田麻也が「結構フランクだなという感じ」と表現したように、時折笑顔を見せて選手やスタッフ問わずにコミュニケーションを取る姿が目立った。

 所属クラブでの試合の関係から海外組7選手が合流しておらず、国内組も8月30日にリーグ戦を戦ったばかり。フィールドプレーヤー最年長の長谷部誠が「全員揃っていないのでメニューも軽かったですし、そんなにスタートしたという感じはしない」と話せば、国際Aマッチの出場歴のない柴崎岳も、「回復メニューはスタッフの意向というか、『ちゃんと回復してくれ』ということ」と語る。

 アギーレ監督自身も、「今日はリカバリー。48時間前にプレーしている選手が多くて、ヨーロッパからの長い移動もあったので、それがまず第一。選手達に声をかけて冗談を言うことは私のスタイル」とコメント。「まず、観察するところからはじまる」というように、新体制特有の緊張感は、敢えて拭い去ったというところか。

 初陣となる5日のウルグアイ代表戦に向けては、「試合開始の1分から90分までしっかり戦う。しっかり走って、いいプレーをして勝つことを目指す」と意気込んだかと思えば、「しかし、簡単ではない。ウルグアイはトップクラスだから」と煙に巻く。

 文字通り「様子見」から始まった新体制だが、練習冒頭で選手達に「アジアカップで優勝するために、すべてに取り組む」と語りかけたように、目標は明確。2日の練習からは全選手が参加予定となるだけに、「練習でも負荷を上げていくし、ミーティングでも私のチームの規律の部分なども伝えていきたい」という気になる言葉も聞かれた。

 新体制は華々しさや張り詰めた緊張感とかけ離れた船出となったが、歴戦の指揮官を見ると、盛り上がりはまだまだ先と言わんばかり。今後起こるであろう乱高下を考えれば、理にかなったスタートと言えそうだ。

文=小谷紘友

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