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U-19日本代表の奥川雅也がFC東京とのTMで存在感発揮

2014.07.03

京都U-18の奥川雅也【写真】=川端暁彦

 U-19日本代表候補は、6月30日から7月2日にかけて東京都と埼玉県での強化合宿を実施した。同代表は来年のU-20W杯を目指して活動中のチームで、10月にアジア最終予選を兼ねるAFC・U-19選手権を控えている。その準備段階として行ったこの合宿では7月1日に大宮、2日にはFC東京と対戦した。

 FW渡邉千真、MF高橋秀人、米本拓司、DF徳永悠平、太田宏介らレギュラークラスを並べてきた青赤軍団。FWエドゥーのフィジカル面の優位性も生かしながらU-19代表を押し込んでいく展開となった。ただ、U-19代表も負けてはいない。レギュラークラスのCB二人が負傷欠場する中で存在感を出してきたDF中谷進之介(柏)がこの日も粘りのある応対を見せれば、DF石田崚真(磐田U-18)もサイドの攻守で気を吐く。左サイドではMF奥川雅也(京都U-18)とDF宮原和也(広島)が関係を密にした攻撃を見せた。

 36分にショートカウンターからエドゥーに押し込まれて失点したものの(ラインを越えたか、越えてないか微妙な判定だったが)、内容的には決して悪くない形で前半を終えた。

 後半に入ると少しずつメンバーを落としていったFW東京に対してU-19代表の攻勢が強まる時間帯もあったが、ゴールは遠い。「いい形で打開していくことはできていたが、最後の突破のプレーに問題があった。これでは最終予選で勝ち切れない」と鈴木政一監督が振り返ったように、「あと一歩」を欠いた面があるのは否めなかった。フルメンバーのFC東京を相手に高卒1年目の選手たちを中心にしたチーム、それも主力を欠いた状況で勝ち切ることを期待するのは酷という見方もできるが、この日の内容を思えば、「0得点」という結末に満足できないのは当然だろう。

 もちろん、収穫も多い2試合だった。たとえば前半を左MF、後半を右MFとして過ごした高校3年生の奥川だ。「仕掛けていくプレーは“持っている”」と鈴木監督も高く評価する。パスを徹底的に重視していた昨年のU-17W杯では最終候補からも漏れていた選手だが、このU-19代表では持ち味のドリブルでの仕掛けを買われてメンバー入りしてきた。加えて、このFC東京戦で最大のビッグチャンスとなったシーンでは、オフ・ザ・ボールで斜めに走り込んで最終ラインの裏を突いてGKと1対1になる寸前まで行ってみせた。守備面では課題も見えたが、可能性を感じさせる2試合だった。

 J1クラスの選手たちのスピード感は、高校生の奥川にとって未知の領域。「ちょっとトラップをミスしたらやられてしまう」という緊張感での中でのプレーは良い経験になったようだ。FC東京戦で惜しくも逃したビッグチャンスも「あそこでスライディングが届いてくるとは思わなかった」と相手の能力の高さに驚嘆したようで、ネイマールと駒井善成にあこがれる18歳は、さらなるレベルアップを期していた。

文=川端暁彦

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