2014.06.19

大一番で先発復帰の可能性も…キャリアの全てを懸けて戦う覚悟を固めた今野泰幸

今野泰幸
今野泰幸がギリシャ戦を見据えた [写真]=Getty Images

 14日のグループリーグ初戦・コートジボワール戦で手痛い逆転負けを喫し、崖っぷちに立たされた日本代表。19日の第2節・ギリシャ戦に負ければグループリーグ敗退が決まってしまう可能性もある。彼らのブラジル・ワールドカップの命運を大きく左右する大一番がいよいよ明日に迫った。

 15日から3日間、調整していたベースキャンプ地・イトゥから、決戦の地に移動してきた選手たち。爽やかな気候のイトゥと高温多湿のナタルの気象条件の違いに驚いたことだろう。同じような気候のレシフェで相手に走らされ、後半に入ってエネルギー切れを起こした日本代表としては、同じ轍を踏むわけにはいかない。キックオフ時間も19時に早まるだけに、今回はペース配分を考えた頭脳的な試合運びが求められそうだ。

 18日の日本代表は、試合会場となるエスタディオ・ダス・ドゥナスで17時半から記者会見とメディア対応に臨み、18時15分から公式練習を実施した。前日までの雨が止み、この日はカラリと晴れ上がったことから、ピッチ状態は良好と見られるが、本番に雨が降らないとも限らない。初戦でスリッピーなピッチに苦戦した反省を踏まえ、今回は適応力の高さを示してもらいたいものだ。

 アルベルト・ザッケローニ監督が、この重要な一戦で前回からスタメンを入れ替えるか否かはまだわからない。が、センターバックは吉田麻也と森重真人の2人が揃ってイエローカードを1枚ずつもらっていることを視野に入れると、森重を下げて今野泰幸を先発復帰させることも大いに考えられる。今野は人を捕まえる守備に長けていて、相手のカウンターを封じるスピードも併せ持つ。このゲームではうってつけの人材と言えるかもしれない。

「明日は自分がカギ?どうなるかわからないけど、明日はチームにとっても代表にとっても間違いなく大事な試合。自分のサッカー人生の全てを懸けるくらい重要な試合になりますよね。僕のサッカーのキャリアの中でも、一番だと思います」と、本人も負けたら終わりの緊張感が漂う決戦に闘争心をみなぎらせている。

 ギリシャは4-3-3の基本布陣がベースで、左サイドのゲオルギオス・サマラスが攻撃のカギを握る。彼からの崩しはもちろんのこと、外からのクロスやセットプレーでも強みを発揮する。その特徴を踏まえたうえで、今野は絶対にマークを離さない覚悟だ。

「サマラスはフィジカルが強いし、ゴリゴリと前に運べる選手だから、やっぱりフリーにしたらどんどん前に来る。だから、まずは必ず1人がプレッシャーをかけて、自由にさせないことが大事かなと思いますけど。彼だけじゃなくてカウンターもめちゃめちゃ鋭い。そういうのはしっかりミーティングで分析してるけど、とにかく人につくしかない。マークを外さずに自由にやらせないことですね」と、彼はポイントを明確に掲げていた。

 ここ1年間は、森重の台頭もあって出場機会が減ったものの、それまでのザックジャパン3年間は今野がエースキラーとして君臨してきた。昨年のコンフェデレーションズカップでもイタリアのマリオ・バロテッリに体をぶつけて堂々としたマッチアップを演じた。そういう彼の良さが出れば、ギリシャ戦では守りのキーマンになれるはず。明日はこの男の動向に注目したい。

文=元川悦子

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