2014.06.11

本田のコンディションは上がるのか?国内組と海外組のコンディションの違い

本番までにどこまでコンディションをあげられるか【写真】Getty Images

 マイアミでの直前の準備試合は、2戦連続の逆転勝ちとなった日本代表。勝って勢いを付けてブラジルに乗り込めたのは、取りあえず喜ばしい。ただし、2戦連続で先制点を奪われたこと。しかも、まったくあっけなく裏を取られたり、クロスのコースが変わったことに対応できないという初歩的なミスだった。

 もっとも、守備より攻撃を重視してチームを作ってきたのだから、ザッケローニ監督もこういう状況も覚悟の上なのだろう。「肉を切らせて、骨を断つ」。3点取られたら、4点取って勝つ。そんな、ハラハラドキドキの展開が、ブラジルでも繰り広げられることだろう。

 キプロス戦以来の3つの準備試合を通じて、日本の選手たちのコンディションは着実に上がってきていた。キプロス戦では、指宿での合宿でのハードな内容のトレーニングに疲れをためた選手たちの動きは明らかに重そうだった。そして、フロリダに入って最初の試合となったコスタリカ戦では、動きはよくなったものの、暑さに苦しんでいた選手も多かった。

 これは、準備の段階を踏んだもの。だからこそ、指宿では厳しいトレーニングを課し、暑さの厳しいフロリダで事前合宿を行ったのだ。

 また、Jリーグに所属する選手とヨーロッパのクラブに所属する選手のコンディションの違いも興味深かった。日本の選手は、そもそも、暑さには強いはずだ。高校生年代の時には35度もある夏場に連戦をこなすことだってあった。Jリーグは、夏場にもゲームが行われる。日本代表は、どの年代でも暑い東南アジアや中東で試合をこなす。

 夏場はシーズンオフのヨーロッパとは状況が違うのだ。

 だが、ヨーロッパのクラブに身を置いて数シーズン過ごすうちに、体は現地の環境に順応してしまう。それで、ヨーロッパのクラブ所属の選手たちは暑さに苦しむことになったのだ。

 しかし、キプロス戦から3試合戦ううちに、彼らのコンディションもJリーグの選手と変わらない状態に回復してきた。とくに、早くに帰国してトレーニングを積んだ香川の調子はいつになく良さそうだし、合流は遅れたものの、長友はインテルでの好調さをそのまま持ち込んだ。

 心配なのは、まだコンディションが上がり切っていない本田の状態だ。ロシアという寒冷地で長い年月を過ごした本田は暑さに弱い体質になっているのだろう。アジア予選で最も暑いコンディションだったオマーン戦で、まったく動けなかった本田を思い出してしまう。しかも、ミランで苦しんだことで試合感覚も失われているようだ。

 最後の1週間のトレーニングによって、本田のコンディションをコートジボワール戦までにどこまで戻せるのか。注目かつ期待したい。

文=後藤健生

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