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負傷者続出の日本代表、迫るザンビア戦で中盤を支える山口蛍

2014.06.06

ザンビア戦で先発出場が予想される山口蛍 [写真]=Getty Images

 2014年ブラジル・ワールドカップ本番前最後のテストマッチとなるザンビア戦(タンパ)が6日に迫ってきた。この前日の日本代表は、午前中にアルベルト・ザッケローニ監督が記者会見にのぞんだ後、夕方からクリアウォーターで約1時間の直前調整を実施した。

 4日の練習を欠席した岡崎慎司(マインツ)が元気そうな姿を見せたのは朗報だったが、今度は長友佑都(インテル)が右足ふくらはぎの張りを訴え、別メニュー調整を強いられた。左サイドバックのバックアップ役である酒井高徳(シュトゥットガルト)はいまだ全体練習に完全合流していない模様で、今回も出場は厳しいだろう。となると、2日のコスタリカ戦(タンパ)に続いて今野泰幸ガンバ大阪)の先発が確実視される。

 ボランチにしても、長谷部誠(フランクフルト)の欠場が決定的。中盤の守備は山口蛍セレッソ大阪)に多くの部分が託されそうだ。山口は5月27日のキプロス戦(埼玉)、コスタリカ戦と2試合連続フル出場しており、ここでも90分戦うことになれば、かなりの疲労が蓄積するはず。守備的ボランチの選手層の薄さは、ザックジャパンにとって頭の痛い問題だ。長谷部が14日のコートジボワール戦(レシフェ)までに回復する保証がないだけに、何とか山口に乗り切ってもらうしかない。

「体の負担は特にない。しっかりリカバリーしているので。アフリカ勢とは単純な1対1の体のぶつけあいでは勝てるとは思わないけど、それ以外の部分でそれなりにできる。自分は海外の選手の方が得意だし、やってて読みやすいところがある。感覚的に伸び伸びやれる」とフィジカルの強い相手との戦いに絶対的な自信を抱いているようだ。

 ザンビア戦は、山口がどこまで体を張って中盤をコントロールできるかが1つのポイントになる。山口が相手の攻撃の芽を摘み、確実にボールを奪って攻撃の起点になる働きができれば、チームは安定感を増す。最終ラインのサポートに入ることも重要だろう。疲れを知らない若きダイナモには、それだけの多彩な仕事ができるはず。昨夏の東アジアカップ(韓国)MVPの急激な成長、そして本大会に向けた存在感を、改めて最後のテストマッチで示してもらいたい。

文=元川悦子

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