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コスタリカ戦は調整重視…ザック「本番にいかに合わせていけるか」

2014.06.02

ザッケローニ監督がコスタリカ戦の展望を語った [写真]=Getty Images

 ブラジル・ワールドカップに臨む日本代表は現地時間1日、アメリカのタンパで、合宿3日日の練習を実施した。

 1日の午前中、記者会見に出席したアルベルト・ザッケローニ監督は、2日に行われるコスタリカ代表との親善試合を展望。同試合のテーマについて、「当然、プレーの内容ということもあるが、それ以上に本番に向けたプログラムというものがあるから、それを実行していきたいと思っている」と、コメントし、「特に、それぞれの選手のコンディションがあるから、出場時間の制限やそういったことに対して気を使って2試合(コスタリカ戦、6日のザンビア戦)を戦っていきたいと思う。ご存知だと思うが、直近に世界各国で行われているフレンドリーマッチに関しても、やはり3カ国はコンディションであったり、選手の出場時間に気を使っていると思っているし、そのプレーの内容や結果ということよりも、本番にコンディションを合わせていくという作業が大切だと思っている」と、コンディション調整に重きを置くことを明かした。

 そして、「当然、みなさんとしては『フレンドリーマッチでも結果を』という期待はよくわかっているが、監督の立場としては、本番にいかに合わせていけるかというところに焦点を絞っている。そういう意味では、今回の試合でもコンディションや選手の出場時間制限というところをしっかり見極めていきたいと思う。チームとしては非常に良い準備が進んでいると感じているし、この高温多湿の地ではインテンシティを持ったサッカーをやっていくのはすごく難しいところではあるが、本番ではこのような気候で戦っていかないといけないということで、しっかりと高温多湿の気候にアジャストすることが大切なのかなと思っている。チームが引き続き判断力や頭のキレのところを高めていければと考えている」と、話した。

 また、コスタリカの印象については、「我々の立場としては、コスタリカのことを多く考えるよりも自分たちのことに目を向けないといけないと思っている」と、前置きしたうえで、「コスタリカの印象は、非常に良いチームに仕上がっていると思っているし、ワールドカップ予選を見ても、非常にすばらしい戦いをしている。結果に関しても、メキシコよりも4、5ポイントの勝ち点を結果的に多く取ったというところはすばらしい。評価できるのではないかと思う。ワールドカップに関しては、イタリア、イングランド、ウルグアイのグループに入っているということで難しいとは思うが、ワールドカップで大切なことはフィジカルコンディションをいかに合わせられるかというところ。何が起こるかわからないと思う」と、語った。

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