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2度目のW杯は自然体が一番。次はない気持ちで挑む本田圭佑

2014.06.01

タンパ合宿2日目の練習に臨んだ本田圭佑 [写真]=Getty Images

文/元川悦子

 29日にブラジル・ワールドカップの直前合宿地であるアメリカ・フロリダ州・クリアウォーターに入った日本代表。30日に現地初練習を行い、31日も17時からトレーニングを行った。この日も練習前後もポツポツと雨が降り出したが、前日ほどの豪雨にはならなかった。高温多湿の気温は相変わらずで、この気象条件に適応することが、まずは重要といえる。

 トレーニングはハーフコートでのハンドボールゲーム、ヘディングゲームを消化したところで非公開となった。フィジカル中心だった指宿合宿とは違い、この合宿は戦術の比率が高まりつつあるようだ。4年前の南アフリカワールドカップでは、直前合宿地のスイス・サースフェーでキャプテンの交代や守備的戦術へのシフトという大きな出来事が起こったが、今回も何らかのアクシデントが発生する可能性はゼロではない。ベテランのMF遠藤保仁も「何か起きる可能性はもちろんある。そこでチームが1つになることが大前提。大事な時期だというのは全員が分かっていると思うから、この2週間をうまく乗り切っていきたい」と、改めてラスト2週間の重要性を強調していた。

 24日に遅れて代表合流してから、一度も報道陣に対して口を開いていなかったMF本田圭佑も初めてメディア対応に臨み、「本番に向けての準備としては、より自然体で臨むべき。全員が自信を持って、1つのところに集まったような雰囲気が必要。そういう良い雰囲気がある時は結果が出る。過去を振り返れば、南アフリカ・ワールドカップの初戦(カメルーン戦)もそうだった。そういう雰囲気にするきっかけ作りを、僕もやっていく必要がある」と、主力の自覚と責任を今一度、口にした。

 自身の公式サイトでは、ブラジルワールドカップ「集大成」と位置づけている本田。それについても改めて説明。「4年に一度しかない大会だから、次のワールドカップでプレーできる保証は誰にもない。まずはこの大会に懸ける思いという意味で、先があるなんて思えるわけではない。自分の中ではここを節目にやるという気持ちで今まできたので、次はないくらいの気持ちで挑むべきだと自分には言い聞かせています」とこれまでの蓄積の全てを出し切る強い決意を表明した。

 4年前は、本田が「ワールドカップ優勝を目指す」と言って賛同する者は少なかったが、今回のチームではそういう考えに同調し、同じ志を持って進んできた選手が多い。もちろんそのハードルはとてつもなく高いが、彼を中心に今のチームが結束しているのは間違いない。その底力を示すためにも、まずは2日のコスタリカ戦で内容・結果とともに向上させる必要がある。

 5月27日のキプロス戦では不完全燃焼感の残るパフォーマンスに終わっただけに、彼自身も本来の力を見せつけてもらいたい。

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