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1トップ起用の大久保、縦への仕掛けを要求「自分たちの良さも消える」

2014.05.28

香川(背番号10)とパス交換する大久保 [写真]=野口岳彦

「キリンチャレンジカップ2014」が27日に開催され、日本代表とキプロス代表が対戦。太ももの負傷から公式戦約4か月ぶりの復帰戦となった内田篤人が前半終了間際に決めた先制点により、日本代表が1-0で勝利した。

 約2年3カ月ぶりのA代表招集となった大久保嘉人は、後半途中に大きな声援を受けてピッチに立ち、精力的な動きを見せた。試合後は、「もっとできましたけどね」と話すと、「ボランチからのボールが、縦パスが入ってこない。あそこで入れるように言ったんだけど、もっと入れてくれたら、ディフェンスが崩れるし、とりあえず出せと」と、積極的にボールを預けてほしいと要求していたことを明かした。

 また、「(香川)真司だったり、岡崎(慎司)だったり、清武(弘嗣)、(本田)圭佑、どんどん入ってくるから、それでコンビネーションが生まれるわけで。そこで入れなかったら向こうはブロック組んで、自分たちの良さも消えるし、ただ回しているだけになる」と続け、積極的な姿勢のもたらす好循環を説いた。

 練習時から要求しているのかについては、「いや、今日言いました。試合で俺、1トップ初めてやったから」と答えると、「もっと(縦パスが)入ってくれば楽しいのにと思いながら言いました。やっぱりみんな横、後ろに出す。もったいないですよね。出せる時はあるから」と続け、所属クラブの川崎フロンターレでも見せているような、縦への仕掛けを要求している。

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