試合前にバロテッリ(左)と握手する長友(右) [写真]=Getty Images
セリエA第36節が4日に行われ、日本代表MF本田圭佑の所属する9位のミランと、日本代表DF長友佑都の所属する5位のインテルが対戦。ミランがオランダ代表MFナイジェル・デ・ヨングのゴールで、1-0で勝利した。
試合後、取材に応じた長友は、自身初のダービー敗戦となったことについて、「記録というものはいつか途切れるので、もちろん残念ですけれど勝者があれば敗者がある。負けたっていうことは理由があるんで、自分自身の実力も含めてまた成長できる、大きくなれるかなと思う」と応え、ポジティブにとらえようとしていた。
後半、深い位置まで切り込むシーンが前半より減ったことについては、「相手も確実に対策をしてきていたので。前半から僕が持った時点で1対1にさせてもらえなかったし、2対1の状況を常に作られたし、前半いい形で出られた時、1対1になった時に僕も自信があるので、そこをかわしてうまくチャンスを作れたが、そのシーンがあまりにもちょっと…。もっと早めにパスをもらいたかったというのが正直ある」と分析。
前半19分にゴール前まで持ち込めた場面については、「あれ(ロドリゴ)パラシオが見えていたので、パラシオに通したつもりだった。ボールが弱くなった。そういう部分も最終的に、最後の最後まで判断を変えられたり、ああいうところの精度っていうのが世界に、特にワールドカップを意識しているという意味でも本当に大事になってくると思う。練習します」と悔しさをにじませつつ、振り返った。
対戦相手のミランでは本田がベンチスタートとなり、そのまま出番がなく欠場。ミラノ・ダービーでの初対決はお預けとなったが、「試合前に話をした。試合後はちょっと会っていないので。ちょっと日本に帰るし、(その際)目一杯話したいなと思う」と、本田について触れている。