マンC加入が決まった藤野あおば [写真]=Getty Images
マンチェスター・シティは2日、日本女子代表(なでしこジャパン)FW藤野あおばの加入を発表した。契約期間は2027年6月30日までの3年間で、背番号は「20」に決定している。
2004年1月27日生まれで現在20歳の藤野は日テレ・メニーナ・セリアスや十文字高校を経て、2022年から日テレ・東京ヴェルディ・ベレーザで活躍。公式戦通算66試合に出場し33ゴールをマークした。2022-23シーズンと翌2023-24シーズンにはWEリーグのベストイレブンを2年連続で受賞。2022年10月にデビューしたなでしこジャパンでは、ここまで国際Aマッチ通算24試合に出場し7ゴールを挙げている。
藤野が新加入するマンチェスター・シティはウィメンズ・スパーリーグで1度、女子FAカップで3度の優勝を誇る名門。2023-24シーズンのウィメンズ・スーパーリーグは、優勝したチェルシーと同勝ち点の2位につけ女子チャンピオンズリーグ(WCL)出場権を獲得した。なでしこジャパンでともに活躍するMF長谷川唯が2022年9月から在籍しているほか、今夏にはDF清水梨紗が2027年6月末までの3年契約で加入した。
藤野はマンチェスター・シティ加入に伴い、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「マンチェスター・シティは肉体的にも技術的にもトップレベルのクラブであると感じています。チームの規模と組織力は非常に魅力的で、このような環境でプレーすることは私にとって非常に重要なことです。歴史のあるクラブなので、ここへ来るのがとても楽しみです」
また、退団する日テレ・東京ヴェルディ・ベレーザに向けては次のように自身の思いを綴っている。
「セリアスでの3年間、そして、幼い頃から憧れ続けたベレーザでの約3年間、本当にお世話になりました。セリアス、ベレーザで過ごした6年間は毎日が学びに溢れ、常に成長のチャンスをくれる監督やスタッフ、チームメイトのおかげで、サッカー選手としても人としても、大きく成長する事が出来ました。また、ベレーザに在籍した約3年間掲げていた『リーグタイトル』を目指す中で、良い時も悪い時も変わらず応援し続けてくださったファン・サポーターの皆様の温かさには本当に感謝しております」
「このような素晴らしい監督、スタッフ、チームメイト、ファン・サポーターの皆様に恵まれたおかげで、ここまで歩むことが出来たと思います。本当にありがとうございました。海外挑戦は私にとって、決して簡単な決断ではありませんでしたが、応援してくださる方々の期待に少しでも応えられるように『もっと強く、巧くなりたい』と思い、決断した次第です」
「最後になりますが、ベレーザという歴史あるクラブの一員としてプレー出来た事は、私の人生にとって大きな財産となりました。監督やスタッフ、チームメイト、ファン・サポーターの皆様、スポンサー企業の皆様、ベレーザおよび私に関わってくださった全ての方々に感謝申し上げます。これからも、日テレ・東京ヴェルディベレーザの誇りを胸に、新しいステージで更なる成長を遂げられる様、精進してまいります」
By サッカーキング編集部
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