なでしこジャパンで主将を務める熊谷紗希選手
女子日本代表“なでしこジャパン”で主将を務めるDF熊谷紗希が20日、翌21日に行われる『AFC女子アジアカップインド2022』初戦(ミャンマー戦)の前日会見に出席。大会3連覇と『FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023』の出場権獲得に向けた意気込みなどを語った。
まず、過去2大会の王者して臨む今大会に向けて、熊谷は「目の前の相手を倒して前に進むことがチャンピオンになる一番の近道だと思うので、ひとつひとつ、今やるべきことに集中して戦っていきたい」とコメント。ディフェンディングチャンピオンとしてのプレッシャーは「全く感じていない」としつつ、「この大会の初戦に臨む難しさはある」と気を引き締め、「新たな大会に臨むチャレンジャーとして戦っていきたい」と決意を新たにした。
また、新型コロナの陽性判定を受け、“エース”でもある岩渕真奈が不在となるものの、「出られないことは残念ですけど、他のメンバーも自分たちがやるべきことは理解している。ピッチに立つ選手が自信を持ってやるしかない。チームとして戦う準備はできているので大きな心配はしていない」と述べ、不安がないことを強調した。
日本はグループリーグで、ミャンマー、ベトナム、韓国と対戦し、その後に待ち受けるノックアウトステージの上位5チーム(上位5チームにオーストラリアが入った場合は6位まで)に食い込むと、来年のW杯出場権を獲得できるため、熊谷は「その権利を勝ち取ることが重要。勝ち取るためにも予選リーグからノックアウトステージに向かう準備をしていかないといけない」と主張。「一つ一つという中でも、次に向かう準備をグループリーグの中でもやっていかないといけない」と続け、試合を進めていく中でチームとしての完成度を高めていく必要性についても言及した。
なでしこジャパンは、21日の17時(日本時間)からミャンマー女子代表とのグループステージ第1節に臨む。
By サッカーキング編集部
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