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「やるべきことは多い」反省を口にした岩渕真奈「今、世界一を目指すと言うのは早い」

2021.11.30

オランダ戦で前半途中から出場した岩渕 [写真]=Getty Images

 なでしこジャパンは29日、オランダのハーグで国際親善試合に臨み、オランダ女子代表と対戦。0-0のドローで終え、オランダ遠征を1分1敗で終えた。

 負傷の影響もあり25日のアイスランド戦は出場しなかった岩渕真奈は、この試合でもベンチスタートとなったが、38分に右ひざを痛めた田中美南に代わってピッチへ。「2週間ぶりくらいに試合をして、自分が持っているものを100%出せたかというと、そうは感じないですけど、その中で今やれることはできたと思います」と振り返る。

 熊谷紗希が「勝たないといけない相手」と試合後に語ったように、オランダは主力を欠く中での試合となり、なでしこジャパンはボールを握ったが無得点に終わった。熊谷同様、岩渕も「今日のゲームについては勝つべきだった」として、「こういった試合で勝ち切れなかったことは攻撃の選手として責任も感じますし、やるべきことはもっとあるなと改めて感じました」を反省を口にした。

 池田太監督体制となって初の試合、さらに海外組は国内合宿にも参加していない中での2連戦となったが「意識の部分では共有が日に日にできていると思います」としつつ、「でも、結局それをいつやるのかとなると、今日のようなゲームでしっかり出なければ意味がない」と話し、「チームとして、積み重ねられたことはよかった」ものの、「個人的な意見ですけど、最終的には個で剥がす、個でゴールに向かうことの重要性はすごく感じるので。サッカーはチームありきですけど、FWはもう少しグイグイ行ってもいいかなというのもある」と、個での仕掛け、局面の打開へのアプローチを高める必要性を説いた。

 課題を多く口にした岩渕。「毎試合勝って、という中で世界一という目標が見えてくるのが理想ではあるし、自分も当たり前に世界一と言うべきだと思いますけど、正直やるべきことがたくさんあると個人的に感じているので、一個一個、今日の課題であればゴールへのバリエーションや個人のゴールへの意識から始めて、その先に大きな目標が見えてきたらいいと思っています。けど、正直今の段階で自分は世界一をこのチームで目指していますと言うのはまだ少し早いかなと思います」と、冷静にチームの現状を話し、着実な進歩を目指すとコメントしている。

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