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目標は「メダルです」…強い決意語るなでしこ・高倉監督「前に進めるような光になりたい」

2021.04.21

取材に応じた高倉監督

 21日、東京オリンピック女子サッカー競技の組み合わせ抽選会が行われた。

 東京五輪の女子サッカー競技は7月21日から8月6日にかけて参加12カ国が4カ国ずつの3組に分かれてグループステージを戦い、各組上位2チームと3位の成績上位2チームが決勝トーナメントへと進出する。

 開催国の日本女子代表(なでしこジャパン)は、カナダ、イギリス、チリと同じ組となった。抽選会後、取材に応じた高倉麻子監督は、「対戦相手が決まってホッとしています。ちょっと前から対戦相手が気になっていたし、昨日の夜もどきどきわくわくな感じだった。決まったので落ち着いて進んでいけるなと思っています」と率直な気持ちを吐露。そのうえで決まった対戦相手については「1年あいて各国変化があると思うけど、カナダ、イギリスは対戦したことがあり核になる選手やスタイルはわかっている。逆に相手も自分たちに事をわかっていると思います」と印象を語った。

 五輪は12年のロンドン以来。自国開催の五輪まで100日を切ったが同監督は改めて気を引き締めている

「前回五輪を逃して選手含め関係者の落胆、悔しさは今でも忘れていない。大会に出る喜びと責任を全員が背負って戦っていかなきゃいけないなと思いますし、チーム作りの根幹、選手のパフォーマンスをいかに高めていくかということと、短期決戦のなかでどれだけ国を背負う覚悟を持って望めるかが大事なので、技術的な部分、戦術的な部分と心の部分を最高に高いところまで持っていかなきゃいけないし、そこを選手と共有しながらやっていきたいです」

 同監督は今後の選手選考について「選手が非常にいいパフォーマンスでプレーしているので選考は頭が痛いですし、対戦相手がどうこうというよりはパフォーマンスがいい選手と、相性で選んでいくと思います」と悩む様子を見せながら「これからの対戦国はグループリーグを想定しながら選んでいきたいけど、こういう状況で難しいこともあるので、様々に考えながら決めていく」と今後のマッチメイクについても言及。改めて目標について問われると「メダルです」と強い決意を見せ、「それしか言うことがないんですけど、みんなが望んでいることですし、女子サッカーは秋にプロリーグが始まる。東京五輪はいろんなことがあっての大会ですけど、メダルを取って女子サッカーだけじゃなく、みんなが勇気を持って前に進めるような光になりたいです」と意気込んでいる。

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