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千葉LのGK山根恵里奈が今季限りでの引退を発表「次のステージへ進むことを決断」

2020.11.05

今シーズンをもって現役引退を発表した山根恵里奈 [写真]=Getty Images

 ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは5日、GK山根恵里奈が2020シーズンをもって現役を引退することを発表した。

 現在29歳の山根はJFAアカデミー福島などを経て、2012年に千葉レディースに加入。2017年にはスペインのベティスへ移籍し、2019年8月に千葉Lに復帰した。今シーズンはここまでリーグ戦9試合に出場している。

 キャリア通算ではなでしこリーグで103試合出場、なでしこリーグカップで22試合出場、皇后杯で9試合出場、スペイン女子リーグ1部で32試合出場、スペイン女子カップ戦で2試合出場を記録。また、2010年にはなでしこジャパンでデビューを飾り、国際Aマッチ通算26試合に出場した。

 今シーズン限りでの現役引退を発表した山根は同クラブの公式サイトで以下のようにコメントしている。

「皆さま、いつも大変お世話になっております。この度、今シーズンをもって現役を引退し、次のステージへ進むことを決断しました。まず初めに、これまで長い間温かい応援とサポートをいただいた、全てのジェフファミリーの皆さま、女子サッカーファン・サポーターの皆さまへ心から感謝申し上げます。この決断に対しては、私自身、様々な思いを持ちながら多くの考えを巡らせ、たくさんの過程を経てたどり着きました。決断をした瞬間からもう全く悔いはなく、すっきりと晴れやかな気持ちでいっぱいです。そしてとても穏やかに、これまでの自分と残りわずかとなった選手生活に向き合い、1日1日に想いを込めながら過ごしています」

「高校卒業後から、サッカー選手として過ごさせてもらったこれまでの12年間。振り返ると良いこともたくさんあれば、そうではないことも数え切れないほどありました。そして、現役生活の最後にすると選んだ2020年は、未曾有の事態により誰もが経験したことのない大変な1年となってしまいました。どうしても悲観的になってしまいそうな物事や状況も多くありますが、私はそのいずれも前向きにポジティブに受け止められています。そういう人になれたのも、サッカーを通じた経験から得た選手として、一人の人として、一人の女性としての成長なのではないかと強く感じています。私にその成長のチャンスをくださった多くの方々にも、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

「それらの経験と私自身がいま持つ想いやスタンスをセカンドキャリアでも最大限に活かし、誰かのために働き続けていきたいと思っています。シーズン終了を迎えた時点から私の立場は変わりますが、ジェフファミリーの一員として、ジェフへの想いを大切に持ち続けていくことは決して変わりません。そして引退後も引き続き、ジェフで育った一人のサッカー人として、胸を張って過ごしていけるよう努力を続けていきたいと考えています」

「今後についてもまた改めて良いご報告ができればと思いますので、楽しみに待っていていただけると嬉しいです。これまで、本当に本当にありがとうございました。あと2カ月弱の選手生活となりましたが、しっかりと気を引き締め、自分のやるべき仕事を1つ1つ丁寧にやり遂げていきます。どうか最後まで、応援を宜しくお願い致します」

By サッカーキング編集部

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