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女子W杯では日本撃破&準優勝 次代のオランダ代表担うMFカーグマン「東京で活躍したい」

2020.02.05

オランダ女子代表のカーグマン [写真]=Getty Images

 2019年にフランスで開催されたFIFA女子ワールドカップで躍進を果たしたのは準優勝となったオランダ代表だった。決勝こそ“女王”アメリカに屈したが、2015年にW杯初出場でベスト16、2017年の自国開催のUEFA女子選手権で優勝、と階段を駆け上がっている。

 エヴァートンでプレーする23歳の中盤、イネッサ・カーグマンも準優勝メンバーの一人だ。だが、日本を撃破したベスト16での戦いを含め、W杯では7試合全てをベンチから見届けた。2019年のA代表初選出から、さらなる進化を目指す彼女に、アディダス最新スパイク『PREDATOR 20 MUTATOR』のローンチイベントでショートインタビューを実施。オランダ女子代表としても初出場となるオリンピックの舞台への意欲や、女子サッカーの成長について聞いた。

取材=藤井重隆
写真=Getty Images
取材協力=アディダス

―――現在、選手としての自身はどう見ていますか?

カーグマン いい感覚でプレーしているし、フランス・ワールドカップでも準優勝できたから、チームとしても成績を出せている。個人としては、もっと代表での出場機会を増やしていきたいですね。

―――W杯ではベスト16で日本と対戦しました。ご自身のプレー機会はありませんでしたが、印象はいかがでしたか?

カーグマン やはり日本は強いチームでした。技術が高いし、チームとしての質も高い。以前、バイエルンでプレーしていた選手(岩渕真奈)は、すごくテクニックがあるし、チーム全体としてもパスをうまくつなぐという印象。オランダもテクニックはあるけど、日本の方が上かもしれない。だけど、フィジカルでは私たちに優位性があって、その部分が生きたと思いますね。

クラブではアヤックスから2018年夏にエヴァートンへ移籍 [写真]=Getty Images

―――サッカー含め、女性アスリートの活躍が世界的に注目を集めています。

カーグマン すごくいいことだと思いますよ。私たちが次世代の女性アスリートの模範になれることは素晴らしいこと。私が幼少期に憧れた選手はみんな男性だったから、女性の模範的存在が増えることはスポーツ界の未来にとって、すごく影響の大きいことですね。

―――女性スポーツ界の拡大を日々感じていますか?

カーグマン 今はお金の面で、男性競技の方がたくさんもらっているけど、女性の給与も徐々に増えているし、移籍金も大きくなっていくと思う。こういったイベントにも参加する機会が増えているしね。

―――今年は東京オリンピックも控えています。目標を教えてください。

カーグマン 目標は代表でもっとプレーすること。でもそれは監督次第なので。新スパイクの『PREDATOR 20』とともに結果を出したいですね。W杯では代表に選ばれてからまだ4カ月だったからレギュラーではなく、ベンチで全試合を見ることになったけど、大きな経験になったので、今後も多くの経験を積んでレギュラーの座を掴み、東京で活躍したいです。

PREDATORが“デーモンスキン”を搭載してパワーアップ!

 イネッサ・カーグマンを支えるアディダスの『PREDATOR(プレデター)』。ボールコントロールにフォーカスされた一足は、彼女にとって重要な相棒だ。他にもポール・ポグバ、ファビーニョ、イルカイ・ギュンドアンらが着用する。

 2020年1月、新たに発表されたPREDATORは新テクノロジー“デーモンスキン”を搭載し、さらなる進化を遂げた。

――新しくなったプレデターの印象は?

「すごく好きなシューズ。新しいテクノロジーの“デーモンスキン”も好きだし、早く履いてプレーしたいですね」

――過去のプレデターと比べて大きな違いは?

「やっぱり“デーモンスキン”かな。コントロールやグリップが向上したみたいだし、早く履いてみたいですね。私自身、ずっとプレデターを履いてプレーしてきたし、今は一つ前のモデルを履いています。もうすぐこの新作と比較できるので、楽しみ!」

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