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セルジオ越後氏、なでしこは「よくやった」…五輪へ向け「組織全体で底上げをする必要」

2015.07.06

試合後、涙を流す有吉(19番)を慰める近賀(2番)ら [写真]=Getty Images

 FIFA女子ワールドカップ2015 カナダの決勝戦が5日に行われ、アメリカ女子代表と日本女子代表(なでしこジャパン)が対戦。5-2でアメリカが勝利し、4大会ぶり3度目の優勝を果たした。

『サッカーキング』では試合後、サッカー解説者のセルジオ越後氏に話を聞いた。

「技術面や精神面など、全体的に差があったね。アメリカはグループリーグから厳しい相手に勝ち上がってきたけど、日本は比較すれば楽な相手だった。ロイドに決められたアメリカの4点目でゲームが終わってしまったね。大会通じてよくやったと思うよ」

なでしこは2016年のリオ五輪で一区切りとなるだろうね。決勝まで来られたのは後輩たちのためにもよかった。今後は女子サッカーに力を入れる国も増えてくる。ヨーロッパはもちろんだし、アフリカも伸びる可能性を示していたね。日本は組織全体で底上げをしていく必要がある。今は限られたお金のあるチームによって支えられている。今後は協会がどうやって支援していくかだね」

「連覇という言葉がついて回っていた。五輪で切り替えられれば。世代交代を含め、いずれ切り替えが必要な時期は来るわけだったからね」

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