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決勝の地バンクーバーへ戻るため…豪州を警戒するなでしこ佐々木監督

2015.06.25

エドモントンに到着した、なでしこジャパン・鮫島(右)ら [写真]=金子悟

文=江橋よしのり

 FIFA女子ワールドカップ カナダ2015に参戦中のなでしこジャパンは、オランダ戦から一夜明けた24日(日本時間25日)、準々決勝の地エドモントンへと移動した。

 バンクーバーから飛行機に乗り込む際、なでしこジャパンは大会スタッフから「来週また会おう」と声をかけられていた。来週バンクーバーで行われる試合はただ一つ、決勝戦だ。

 エドモントン到着後、空港で取材に応じた佐々木則夫監督は、「ここエドモントンで2つ勝って、バンクーバーへ戻りたい」というチームみんなの思いを代弁。さらに、オーストラリア戦に向けての抱負を次のように語った。

「ここからはコンディションが大事になる。中3日で試合をしたことはあるが、今回は移動を伴う分、気をつけたい」

「オーストラリアは今大会でアメリカ、ナイジェリア、スウェーデン、ブラジルとの対戦を経験している。昨年のアジアカップ時の力と同じではないと思います。しかし我々も今大会で積み上げてきたものがある」

 また、佐々木監督はベスト8に日本、オーストラリア、中国とアジア勢3カ国が進出したことについて「勝つためのシビアなサッカーをしているという印象。アジアの成長も感じる」とコメントした。

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