カナダvsスイスが行われたスタジアム [写真]=金子悟
文=江橋よしのり
FIFA女子ワールドカップ カナダ2015は決勝トーナメント2日目の21日(日本時間22日)、ラウンド16の3試合が行われた。
5チーム中4チームが決勝トーナメントに進んだアジア勢は、前日に中国が1-0でカメルーンを破ったのに続き、オーストラリアがブラジルを1-0で退けてベスト8進出を決めた。韓国は、大黒柱のチ・ソヨンを欠いて臨んだフランス戦に0-3で敗れている。
そしてこの日、地元カナダ代表がバンクーバーに初登場。陽気に恵まれた日曜午後とあって、BCプレイス・スタジアムには5万3855人もの大観衆が詰めかけた。
カナダはスイスを相手に前半は互角の戦いながら、後半早々に先制。終盤にスイスの猛反撃を受けると、観客は立ち上がって激励の拍手を送り、選手たちを奮い立たせた。試合はそのまま1-0でタイムアップ。ピンチをしのいだGKマクラウドがプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれると、再び大きな拍手が会場を包んだ。
なお、今大会の会場では、ハーフタイムにファレル・ウィリアムスのヒット曲『Happy』が大音量で流され、リズムを取る観客たちが次々と大型ビジョンに映し出されている。今後カナダ入りしてなでしこを応援する予定の方たちも、ぜひキレのあるダンスで場内を盛り上げてほしい。