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アジア大会連覇狙うなでしこ、初戦は強敵中国とスコアレスドロー

2014.09.15

 なでしこジャパンは15日、第17回アジア競技大会女子サッカーのグループA初戦で中国女子代表と対戦。同大会は19日に韓国の仁川で開幕するが、男女サッカーは先行して開催された。

 2010年に中国の広州で行われた前回大会で初優勝を果たしたなでしこジャパンは、招集が見送られた大儀見優季、澤穂希、福元美穂ら中心選手不在で今大会に臨んでおり、初戦から過去3度の優勝を誇る強敵、中国女子代表との対戦となった。先発には、13日に行われた親善試合のガーナ戦と変わらず、宮間あや、川澄奈穂美、高瀬愛実などに加えて、初招集の臼井理恵、増矢理花が名を連ねた。

 試合は立ち上がりから均衡しており、お互いチャンスを作れない。19分には、中央でボールを受けた中島依美が、ペナルティエリア前のゴール正面から自らミドルシュート。左隅を突くシュートだったが、中国GKがはじき出して得点とはならなかった。さらに31分に、左サイドをドリブルで抜け出した川澄がクロスを上げると、高瀬がヘディングで合わせるがゴール左に逸れる。

 一方中国は、40分に高い位置で北原佳奈のボールをカットする。左サイドのジョウ・エンロにボールが渡り、そのままシュートするがGK海堀あゆみがキャッチ。前半はそのままスコアレスドローで折り返した。

 後半は、52分に高い位置からの守備でボールを奪った宮間が、ペナルティエリア手前のゴール正面からミドルシュートを放つ。しかしこれはGKがキャッチ。さらに64分に、阪口夢穂からのパスを中央で受けた増矢理花がそのままミドルシュート。枠内の左隅に飛ぶがGKがはじき出しゴールとはならなかった。一方67分に、中国は左サイドから早めのクロスを入れると、抜け出した中国の選手に収まるが、臼井がカバーしクリアでゴールを許さなかった。

 70分に日本は、高瀬に代えて菅澤優衣香を投入。76分には増矢理花に代えて吉良知夏を投入した。78分には、坂口がペナルティエリア手前からミドルシュートを放つが、クロスバーに直撃でゴールを割れない。アディショナルタイムに突入すると、中島に代えて木龍七瀬を投入。直後の中国のCKは海堀がキャッチし、カウンターをしかける。左サイドから木龍へゴール前にスルーパスも合わず、そのまま試合終了。0-0で勝ち点1を分け合った。

 同組のヨルダンと台湾の対戦も引き分けで終了。なでしこジャパンは、18日にヨルダン女子代表と対戦する。

【スコア】
なでしこジャパン 0-0 中国女子代表

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