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なでしこ、W杯出場権懸かるアジア杯初戦は前回王者の豪代表とドロー

2014.05.15

大儀見の一撃がチームに貴重な勝ち点1をもたらした [写真]=Getty Images

 AFC女子アジアカップ ベトナム2014のグループリーグ第1節が行われ、なでしこジャパンとオーストラリア女子代表が対戦した。

 各グループ2位以内に入るか、5位決定戦に勝利すると2015年の女子ワールドカップ出場権を獲得できる予選も兼ねている同大会。なでしこジャパンは大会初戦で前回大会王者のオーストラリアとの対戦となった。

 序盤から押し込まれるなでしこは2分、スルーパスからゴール正面でリサ・デバナにシュートを打たれたが、左ポストに救われる。攻撃の形の作れないなでしこに対し、オーストラリアは21分、自陣でボールを奪うと、ケイトリン・フォードのドリブル突破からのシュートが左ポストに当たってネットを揺らし、先制する。

 なでしこは34分に早くも吉良知夏に代え、チームに合流して間もない大儀見優季を投入する。すると流れが変わり、39分には宮間あやがミドルシュートで狙ったボールがゴール左へわずかに外れると、43分には宮間のスルーパスをペナルティエリア内右で受けた大儀見のシュートがGKに惜しくも弾かれるなど、ゴールに近づく場面が増え、前半を終える。

 後半に入っても流れを握ったなでしこは47分、宮間が再びミドルシュートで狙ったがクロスバーに阻まれる。その後も川澄奈穂美のスルーパスから大儀見のシュートがGKの好セーブに遭い、63分にも宮間の左クロスに合わせた高瀬愛実のヘディングがゴール右に外れるなど、決めきれずにいると直後の64分に失点。左サイドからのパスを受けたヘイマンのポストプレーから右に流れたボールを最後はデバナに決められ、リードを広げられる。

 失点したなでしこも69分、川澄が左サイドで仕掛けると、グラウンダーのクロスが相手オウンゴールを誘い、1点を返す。71分には投入されたばかりの木龍七瀬がミドルシュートを打つも、GKの正面をついた。

 83分、なでしこは左サイドの浅い位置からエリア内へ川澄がアーリークロスを送ると、大儀見が左足でゴール右へ流し込み、同点とする。89分にも宮間のクロスから大儀見がゴール前でチャンスとなるが、ファールにより得点ならず。試合は2-2のドローに終わった。

 中1日となる16日に行われる第2節でなでしこは、開催国のベトナム女子代表と対戦する。

【スコア】
なでしこジャパン 2-2 オーストラリア女子代表

【得点者】
0-1 21分 フォード(オーストラリア)
0-2 64分 デバナ(オーストラリア)
1-2 69分 オウンゴール(ポルキンホーネ、オーストラリア)
2-2 83分 大儀見優季(なでしこジャパン

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