2位と3位の直接対決は超白熱のドロー！　京都が柏に“3度”追いつく

　2025明治安田J1リーグ第21節が21日に行われ、柏レイソルと京都サンガF.C.が対戦した。

　2位・柏と3位・京都が勝ち点差「3」で直接対決。柏が勝てば今節敗れた首位鹿島アントラーズと勝ち点差「1」に縮まり、京都が勝てば得失点差で柏を上回り2位に浮上する“6ポインターマッチ”だ。ホームの柏は立ち上がりから押し込むと、19分に先制する。パス回しで左サイドを崩して小屋松知哉がクロスを供給。ボックス中央で待ち構えていた小泉佳穂がヘディングシュートを突き刺した。

　しかし、24分に京都がすぐさま取り返す。右サイドから福田心之助がゴールに向かうクロスを供給すると、2列目から飛び出した米本拓司が頭で合わせて押し込んだ。

　追いつかれた柏もすぐさま反撃。31分、ロングフィードを右サイドで受けた久保藤次郎が、内側を追い越した原田亘にパス。原田のクロスは相手DFにブロックされたが、ゴール前のこぼれ球に反応した垣田裕暉がオーバーヘッドシュートでねじ込んだ。

　1点ビハインドで折り返した京都は、54分に再び試合を振り出しに戻す。左サイドから原大智がインスイングのクロスを供給。ゴール前で飛び込んだ長沢駿が豪快なヘディングシュートを叩き込んだ。

　それでも柏は攻めの手を緩めず、74分にまたしても勝ち越しに成功する。コーナーキックの流れから相手GKの処理ミスでゴール前でルーズボールが生まれ、反応した原田が流し込んだ。

　2度あることは3度ある。京都が84分に追いついた。ペナルティエリアの手前から奥川雅也が柔らかいクロスを送ると、ファーで収めた川﨑颯太がGKと一対一になる。川﨑が先に右足を伸ばしてシュートを放つと、ボールはゴールに吸い込まれた。

　試合はこのまま終了。ともに連勝を逃して痛み分けに終わった。柏は鹿島と勝ち点差「1」に縮めるチャンスを逃し、京都は2位浮上を果たせなかった。次節は28日に行われ、柏は敵地で清水エスパルスと、京都はホームでガンバ大阪と対戦する。

【スコア】
柏レイソル　3－3　京都サンガF.C.

【得点者】
1－0　19分　小泉佳穂（柏）
1－1　24分　米本拓司（京都）
2－1　31分　垣田裕暉（柏）
2－2　54分　長沢駿（京都）
3－2　74分　原田亘（柏）
3－3　84分　川﨑颯太（京都）