鹿島とG大阪による上位対決はスコアレスドローで終了 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
2024明治安田J1リーグ第20節が26日に行われ、鹿島アントラーズとガンバ大阪が対戦した。
シーズン後半戦最初の試合となる今節、勝ち点「37」で並ぶ2位鹿島と3位G大阪による直接対決がいきなり実現した。ランコ・ポポヴィッチ監督就任初年度の鹿島は、序盤戦こそやや不安定な戦いが続いたものの、4月20日以降10試合負けなしと好調を維持。対するG大阪も就任2年目のダニエル・ポヤトス監督の下で8試合無敗を継続し、直近では5連勝中と波に乗っている。好調同士の上位対決はどちらに軍配が上がるだろうか。
序盤は拮抗した展開に。4分、鹿島は中盤から右サイドへ大きく展開すると、師岡柊生の低い折り返しに鈴木優磨が合わせる。枠を捉えたシュートはGK一森純にセーブされるも、その後も比較的自由に動く鈴木を起点にチャンスを作り、12分には鈴木の柔らかいクロスから師岡が際どいボレーシュートを放つ。対するG大阪は宇佐美貴史を起点に何度か敵陣深い位置まで侵入。13分には左に開いた宇佐美がカットインから右足で狙ったが、惜しくも枠の右へ外れた。
25分には鹿島に決定機。相手守備陣に猛然とプレスをかけた鈴木がボックス内でボールを奪い、パスを受けた濃野公人が至近距離からゴールを狙う。しかし、カバーに入った中谷進之介が必死に掻き出し先制点とはならなかった。その後も鹿島はコンパクトなブロックと鋭い攻守の切り替えでG大阪に主導権を渡さず。44分、濃野が右からアーリークロスを供給し、ファーサイドに飛び込んだ仲間隼斗が合わせたが、この決定機はGK一森の好セーブに阻まれた。
スコアレスで迎えた後半、G大阪は宇佐美やウェルトン・フェリペら攻撃陣が前向きでボールを持つシーンが増加。拮抗した展開が続くなか、鹿島は60分にアレクサンダル・チャヴリッチ、G大阪は71分にファン・アラーノとダワンを投入し状況の打開を図る。互いに敵陣ボックス内へ侵入するシーンは作るものの、ラストパスやフィニッシュの精度を欠き、ゴールが遠い展開が続く。
78分、鹿島は仲間が左サイドからドリブルで仕掛けると、ボックス手前でクロスのこぼれ球を拾った柴崎岳がダイレクトボレーを放つも、枠の右へ外れてゴールならず。対するG大阪は終盤にかけてセカンドボールの回収率を高め、ファン・アラーノやイッサム・ジェバリを起点にチャンスをうかがうも、バイタルエリアの攻略に苦戦。87分にはウェルトンのクロスからファン・アラーノがシュートを放ったが、枠を捉えることができなかった。
試合はこのまま終了。鹿島は3試合連続ドローに終わり、G大阪は6連勝を逃した。次節は30日に行われ、鹿島はアウェイでヴィッセル神戸と、G大阪はホームでFC町田ゼルビアと対戦する。
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By サッカーキング編集部
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