『WINNER』とは、JリーグやB.LEAGUEの試合結果などを予想するスポーツくじ。指定試合のスコアを予想する「1試合予想」と、リーグや大会の結果を予想する「競技会予想」の2種類がある。くじにはそれぞれオッズ(払戻倍率)が存在し、オッズに応じた当せん金が配当される。
このページでは、2023シーズンのJリーグのデータが収録された『J STATS REPORT 2023』(Jリーグ発行)をもとに、2024シーズンの開幕戦を展望する。注目カード目白押しの中から、“新スタジアム”でリーグ戦初開催となるサンフレッチェ広島vs浦和レッズ、“Jリーグ開幕カード”の再現となる東京ヴェルディvs横浜F・マリノス、“神奈川ダービー”の湘南ベルマーレvs川崎フロンターレをピックアップ。昨季の傾向を参考にして、予想的中を目指そう!
※スポーツくじWINNERに関する記述・見解はサッカーキング独自のものであり、独立行政法人日本スポーツ振興センターとの関連性はございません。
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【ピックアップカード】サンフレッチェ広島(HOME)vs 浦和レッズ(AWAY)
■2月23日(金)14時キックオフ
【対抗予想】サンフレッチェ広島 0-2 浦和レッズ
【リーグ通算対戦成績】 広島:21勝 8分 浦和:33勝
昨季のリーグ戦では広島が3位、浦和が4位でフィニッシュし、両チームの勝ち点差はわずか1ポイントだった。上位に進出したチーム同士が激突する開幕戦屈指の好カードとなる。
過去のリーグ戦直接対決を振り返ると、浦和が33勝8分21敗と大きく勝ち越している。ただ、2019年以降の直近10試合の成績だけを見ると、3勝4分3敗と全くの互角。さらに2019年以降、広島のホームゲームに限ってみると、広島が2勝3分無敗と強さを見せている。
なお、この試合は、今年新たに完成した『エディオンピースウイング広島』で開催される初のリーグ戦となる。新スタジアムで歴史に残る勝利を飾るのは、どちらのチームになるのか。昨季のデータを詳しく見ていこう。
昨季の広島は、守備面で浦和に次ぐ28失点(リーグ2位)という好成績を残し、J1で唯一、シーズンを通して1試合3失点以上しなかったチームとなった。ミヒャエル・スキッベ監督が目指すハイライン・ハイプレスの戦術がチームに浸透し、タックルライン(自陣ゴールラインからの距離)はリーグ最高の44.15メートル。アタッキングサード内でロストしたボールを5秒以内に奪い返す回数も、147回でリーグ1位となった。
攻撃面では、J1でクロスを供給した回数が最も多く、1試合平均で20本ものクロスを上げた。しかし、シュートが得点に結びつく確率を予測した『ゴール期待値』では、リーグ最低の「-12.5」を記録し、総得点数はリーグ7位タイと伸び悩んだ。
一方、浦和も昨季は堅守を武器に戦った。リーグ最少の27失点(1試合平均0.79失点はJ1歴代6位タイ)の好成績を記録し、ハイプレスを行った際の被シュート率は4.1%と、リーグで最も優秀な数字を残した。また、自陣ペナルティーエリア内での空中戦勝率はリーグ1位。クロス主体の攻撃を仕掛ける広島との相性は良好といえる。
しかし、リーグ最高の守備を築いた一方で、攻撃面では広島と同様に苦戦を強いられた。総得点は広島と同じリーグ7位タイの42点。スコアレスドローの試合は、J1歴代最多タイとなる8試合を記録した。ただ、シーズン前の移籍市場で、浦和はチアゴ サンタナ、松尾佑介、オラ・ソルバッケン、前田直輝、渡邊凌磨ら攻撃陣を強化しており、今季はまた異なる結果が生まれそうだ。
今年、新たに誕生した『エディオンピースウイング広島』で行われる注目の開幕戦。両チームの守備力を考え、サッカーキングではロースコアになると読んだ。本命は、ホームゲームの直近5試合の直接対決で優位の広島が勝利し、スコアは昨季の広島が最も多かった『1-0』。対抗は、広島のクロス攻撃を跳ね返す力を持つ浦和の守備陣と、新戦力の攻撃陣に期待し、『2-0』を予想した。
注目の堅守対決は、エディオンピースウイング広島にて、2月23日(金・祝)14時キックオフを予定している。
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【ピックアップカード】東京ヴェルディ(HOME)vs 横浜F・マリノス(AWAY)
■2月25日(日)14時キックオフ
【対抗予想】東京ヴェルディ 0-0 横浜F・マリノス
【リーグ通算対戦成績】 東京V:11勝 4分 横浜FM:19勝
Jリーグが発足した1993年の『Jリーグ開幕カード』が再び国立競技場で実現する。国内屈指の名門クラブとして、偉大な歴史を刻んできた両チームだが、近年は東京VがJ2に所属していたため、最後の対戦は16年前まで遡ることになる。
東京Vが最後にJ1にいた2008シーズン、改修前の国立競技場で行われた東京Vのホームゲームでは、東京Vが『3-2』と勝利した。一方、日産スタジアムで行われた横浜FMのホームゲームでは、横浜FMが『2-0』と勝利している。なお、リーグ以外の公式戦では、2016年に天皇杯3回戦で対戦しており、このときは横浜FMが『4-0』で東京Vを下していた。
一昨季のJ1王者・横浜FMは昨季リーグ最多得点を記録しており、その攻撃力は折り紙付きだ。一方、J2からの昇格組である東京Vは昨季のJ2でリーグ最少失点と守備に自信を持つ。お互いの長所を踏まえると、横浜FMの「3得点以上」や東京Vの「無失点」は予想に織り込みたい。その上で、オッズなどもチェックした上で最終的な予想を決めるのもオススメの手法の一つだ。
ここからは昨季のデータを詳しく見ていこう。
昨季、東京VはJ2で3位に入り、2017年以来の開催となった昇格プレーオフに参戦すると、激戦の末に勝ち抜き、J1昇格を決めた。昇格を大きく支えたのは堅固な守備組織。失点数31はリーグ最少で、1試合平均失点数0.74はJ2歴代4位タイ、無失点試合率は55.0%でJ2歴代2位タイという好成績を残した。J2で自信を深めた守備力を武器に、16年ぶりのJ1で躍進を目指す。
一方、横浜FMは昨季J1で終盤まで優勝争いを演じたが、2位に終わった。失点数は、優勝した一昨季から大幅に増加したわけではないが、被シュート数はリーグワーストの426回を記録。ペナルティーエリア内からの被シュート数もリーグで2番目に多く、守備に課題を抱えたシーズンとなった。ただ、攻撃面においては、リーグ屈指の破壊力を発揮。得点数はリーグ最多の63点を記録した。
本命予想では、昨季J1で屈指の攻撃力を誇った横浜FMが、昇格組の東京V相手に打ち合いで勝ると予想し、横浜FMの『3-2』での勝利とした。対抗では、昨季J2で最少失点を記録した東京Vの守備が、一昨季のJ1王者である横浜FMを苦しめると想定し、昨季J2の東京Vホームで最も多かった『0-0』を予想した。名門クラブ同士の“伝統の一戦”に注目が集まる。
“伝統の一戦”は、国立競技場にて、2月25日(日)14時キックオフを予定している。
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【ピックアップカード】湘南ベルマーレ(HOME)vs 川崎フロンターレ(AWAY)
■2月24日(土)15時キックオフ
【対抗予想】湘南ベルマーレ 2-2 川崎フロンターレ
【J1リーグ通算対戦成績】 湘南:4勝 6分 川崎F:10勝
開幕戦からいきなり注目の“神奈川ダービー”が開催される。
両チームの通算対戦成績は、川崎Fが大きく勝ち越しており、昨季リーグ戦でも川崎Fが1勝1分と湘南を上回った。順位で比較しても、川崎Fはリーグ8位、湘南はリーグ15位と、川崎Fが上位に位置している。
ただ、一昨季の2022シーズンでは湘南がシーズンダブルを達成しており、アウェイの等々力陸上競技場で『4-0』、ホームのレモンガススタジアム平塚で『2-1』と勝利した。
意地と意地がぶつかる“ダービーマッチ”を制するのはどちらのチームか。両チームが昨季残したスタッツを見ていこう。
湘南は昨季リーグ15位でフィニッシュ。得点数は40でリーグ11位タイ、失点数は56でリーグ15位を記録した。スタッツに現れたチームの特長としては、走力を武器としたハイプレスとハイラインの戦術が挙げられる。1試合平均走行距離はリーグ3位の数字を記録。また、1試合平均ハイプレス数の30.7回、タックルラインの42.64メートルも、ともにリーグで3番目に高い数値となった。また、ゴール前での粘り強さも光り、シュートブロックの数は765回でリーグトップの数字を記録している。
一方、川崎Fは昨季リーグ戦で14勝8分12敗のリーグ8位に終わった。得点数は51点とリーグ4位にランクインしたが、失点数はリーグ10位タイの45失点。失点の数自体は、リーグ2位に終わった昨季から大きく変わりはないが、前半での失点数は12点から26点と倍以上に増加しており、前半をリードされて終えた試合は、リーグ最多の13試合を記録した。ただ、逆転負けの回数はシーズンを通してわずか1回のみで、これはリーグ1位タイの好成績だ。1試合平均ボール支配率はリーグで2番目に高い54.9%と、安定したポゼッションが期待できるため、リードした試合展開には強い傾向がある。
本命は、両チームの昨季のスコア傾向を見て、アウェイの川崎Fが『1-0』で湘南に勝利すると予想した。対抗は、湘南がハイプレスで得点を奪い、川崎Fも攻撃力を発揮する展開になると予想し、打ち合った末の『2-2』の引き分けを予想した。
“神奈川ダービー”は、レモンガススタジアム平塚にて、2月24日(土)15時キックオフを予定している。
本記事のデータを活用するかはあなた次第。ぜひ予想を的中させてほしい。
By サッカーキング編集部
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