三木谷会長、神戸退団決定のイニエスタに感謝「歴史的な貢献をしてくれた」

　ヴィッセル神戸は25日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが退団することを発表した。

　神戸は25日12時からクラブ公式YouTubeチャンネルにて「アンドレス・イニエスタに関する会見」のライブ配信を実施。7月1日（土）明治安田生命J1リーグ第19節の北海道コンサドーレ札幌戦を最後に同選手が退団することを明らかにした。

　イニエスタとともに会見に出席した代表取締役会長兼社長を務める三木谷浩史氏は「今回、アンドレス・イニエスタ選手がクラブを離れるという決断をしました。具体的には7月1日に行われるノエビアスタジアムでの北海道コンサドーレ札幌戦が最終戦になる予定でございます」と報告し、同選手への感謝を次のように語った。

「思い起こせば、2018年5月にイニエスタ選手がバルセロナを離れるという報道を受けて、バルセロナへと赴きまして、ヴィッセル神戸を中心としてJリーグを世界のトップリーグにしていきたいという話をさせて頂きました。そこから彼も大きな決断をしてくれて、5年間ヴィッセル神戸の一員として、またJリーグのメインプレイヤーとして、ヴィッセル神戸だけでなく、Jリーグ、日本のサッカー界に多大なる歴史的な貢献をしてくれたと思っております」

「彼の経歴は私が言うまでもなく、ラ・リーガで優勝9回、チャンピオンズリーグで優勝4回、ヨーロピアンカップでも2回、ワールドカップでも優勝ということで、世界最高のプレイヤーだけではなく、人柄、謙虚な姿勢も含めて、すべての人に尊敬され、愛されるプレイヤーが神戸に来て、この5年間を過ごしてくれたということは、我々のクラブ、また日本のサッカー界にとって大きな財産になったのではないかと思っております」

　そして、「ヴィッセル神戸も我々が経営を引き継いでから、早20年が経とうとしていますが、育成型クラブとして、昨日のルヴァンカップでもそうでしたが、いろんな選手が出てきた。これはイニエスタ選手の貢献に甚大なものがあると思っております」とイニエスタの功績を称えながら、「今回はこのような形で退団となりますけど、今後もクラブと有形無形の関係を通じて、大きな貢献を、また日本も大好きでございますので、折りに触れて日本にも来てくれるのではないかなと思っております」と今後もクラブに関わることに期待を寄せた。