先制点を奪った鹿島の垣田裕輝
明治安田生命J1リーグ第14節が20日に行われ、鹿島アントラーズとFC東京が対戦した。
リーグ戦5連勝を達成し、6位へ浮上した鹿島。シーズン序盤の不振を脱し、好調を維持するチームのなかでも、直近6試合で5ゴールを決めている鈴木優磨に期待がかかる。対するFC東京は前節、川崎フロンターレとの“多摩川クラシコ”でリーグ戦2試合ぶりの勝利を挙げ、敵地『県立カシマサッカースタジアム』へ乗り込んだ。
試合は、序盤から勢いを持ってFC東京に襲い掛かる鹿島が試合を動かす。スローインの流れから、左サイドでボールを受けた安西幸輝がピンポイントのクロスを供給。中で待つ垣田裕輝がマークを外し、頭で合わせ開始6分に先制した。
対するFC東京も徐々にボールを握り出し、チャンスを作り出す。すると28分、安部柊斗が左サイドの浅い位置から、ペナルティエリア内へ浮き球のパスを送る。すると、これを受けようとしたディエゴ・オリヴェイラが鹿島DF関川郁万に倒されPKを獲得。鹿島サイドは抗議するも判定は覆らず、ディエゴ・オリヴェイラが冷静に流し込み同点とした。
鹿島は6試合ぶりの失点を喫し、後半は一進一退の攻防が繰り広げられたが、両チームともに大きな決定機を作れない時間が続く。鹿島は知念慶や土居聖真、FC東京は俵積田晃太などを投入し攻撃の活性化を図る。84分には、FC東京がCKを獲得し、途中出場のバングーナガンデ佳史扶が鋭いボールを供給。これを渡邊凌磨が頭で逸らし、塚川孝輝がボレーで合わせるが、惜しくもポストを叩いた。
一方の鹿島も直後の86分、ピトゥカのパスを知念が胸で落とすと、ペナルティエリア外から、鈴木が左足で強烈なダイレクトボレーを放つ。しかし、このシュートはFC東京GKヤクブ・スウォビィクに防がれ、試合は1-1で終了。両チームが勝ち点1を分け合う結果となった。
次節、鹿島は27日に敵地でサガン鳥栖と、FC東京も同日に敵地でヴィッセル神戸と対戦する。
【得点者】
1ー0 6分 垣田裕輝(鹿島)
1ー0 28分 ディエゴ・オリヴェイラ(PK/FC東京)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト