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ユンカー2発! “3位対決”は名古屋に軍配…逆転負けの広島は今季初の連敗

2023.05.20

名古屋と広島が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 明治安田生命J1リーグ第14節が20日に行われ、名古屋グランパスサンフレッチェ広島が対戦した。

 勝ち点「23」、得点「16」、失点「10」で並ぶ3位同士が激突。前節、名古屋は鹿島、広島は神戸と、ともに好調のチームを相手に黒星を喫した。優勝戦線に生き残るためにも、ここでライバルを破って差をつけたいところだ。

 最初に決定機を作ったのはアウェイの広島。7分、パスを受けた川村拓夢がペナルティエリア左に侵入。左足でゴールを狙ったが、相手GKランゲラックの足に当たったボールは右ポストを叩いてゴールとはならない。

 一方の名古屋は13分にチャンス到来。左サイドからマテウス・カストロがクロスを送ると、ゴール前に飛び込んだのは稲垣祥。頭で合わせたヘディングシュートはミートせず、枠を外れる。

 試合の均衡が破れたのは37分、広島が先制に成功する。ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得し、川村がキッカーを担当。低く速いボールをゴール前に送ると、相手2人に当たって軌道が変わり、ゴールに吸い込まれた。

 しかし、43分に名古屋が試合を振り出しに戻す。右コーナーキックから和泉竜司が送ったボールをニアの永井がヘディングですらし、ファーのキャスパー・ユンカーが頭で押し込んだ。

 同点で折り返すと後半立ち上がりの48分に名古屋が逆転する。マテウスのスルーパスに森下龍矢が抜け出し、ペナルティエリア左からグラウンダーで折り返す。ファーから飛び込んだユンカーが相手DF佐々木翔に競り勝ち、足で合わせてゴールへ流し込んだ。

 逆転を許した広島は必死に同点ゴールを目指すが、名古屋の固い守りを崩すことはできず。お互いに追加点は生まれないまま試合は終了し、名古屋は2試合ぶり白星、広島は今季初の連敗となった。次節は27日に行われ、名古屋は敵地で北海道コンサドーレ札幌、広島はホームで湘南ベルマーレと対戦する。

【スコア】
名古屋グランパス 2-1 サンフレッチェ広島

【得点者】
0-1 37分 川村拓夢(広島)
1-1 43分 キャスパー・ユンカー(名古屋)
2-1 48分 キャスパー・ユンカー(名古屋)

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