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1年でのJ1復帰を目指す清水、ホームで群馬に3失点黒星…今季リーグ戦初勝利はまたもお預けに

2023.03.29

清水はホームで群馬に敗れ、今季J2発勝利ならず [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 明治安田生命J2リーグ第6節が29日に行われ、清水エスパルスとザスパクサツ群馬が対戦した。

 先週末にYBCルヴァンカップ・グループステージの試合が行われた影響で、ミッドウィーク開催となった一戦。1年でのJ1復帰を目指す清水は、開幕から5試合連続ドローと未勝利の状態が続いている。3月最後の一戦で白星を掴み取り、良い状態で4月を迎えたいところだ。対する群馬はここまで1勝2分2敗と波に乗れておらず、暫定19位に低迷している。今節は敵地でリーグ戦2試合ぶりの勝利を目指す。


 序盤から主導権を握ったのはホームの清水。ボール保持率を高めつつ、最前線のチアゴ・サンタナディサロ燦シルヴァーノを起点にシュートチャンスをうかがっていく。12分には敵陣中央でボールを受けたディサロがボックス内にスルーパスを送り、抜け出したT・サンタナが左足を振り抜いたが、シュートは惜しくも枠の左へ外れた。

 前半の中盤にかけても清水が群馬を押し込む時間が続く。高い位置を取った両サイドバックが積極的に攻撃に関与し、幾度となくボックス内にボールを送り込むが、群馬の集中した守備に阻まれ、決定的なシュートを放つことができない。すると25分、敵陣左サイド深い位置からのFKにファーサイドで畑尾大翔がヘディングで合わせ、アウェイの群馬が先制に成功した。

 しかし、清水もすぐさま反撃。29分、中盤でのボール奪取からショートカウンターを発動すると、ボックス左手前のT・サンタナから左サイドを駆け上がった山原怜音にボールが渡る。山原がボックス内から左足を振り抜くと、相手GKが弾いたボールをディサロが押し込み、試合を振り出しに戻した。ところが直後の31分、天笠泰輝がドリブル突破でボックス内左に侵入すると、折り返しをファーサイドで佐藤亮が合わせ、再び群馬がリードを奪った。

 群馬の1点リードで迎えた後半、清水は左からのクロスにディサロがボックス内でシュートを放つなど、積極的な入りを見せる。しかし53分、スコアボードを動かしたのはまたもアウェイチームだった。右サイドの敵陣深くでボールを受けた佐藤が左足でゴール前にクロスを上げると、ファーサイドに走り込んだ長倉幹樹のヘディングシュートがゴールに吸い込まれた。群馬がリードを2点に広げる。

 2点のビハインドを負った清水は、カルリーニョス・ジュニオや中山克弘、ベンジャミン・コロリなど攻撃的な選手を次々と投入。サイド攻撃を起点に群馬ゴール前に迫っていくが、相手守備陣の集中した対応に阻まれ、なかなか決定的なシュートを放つことができない。対する群馬は78分、左からのクロスに岡本一真がボレーで合わせたが、強烈なシュートは清水のGK権田修一の好セーブに阻まれた。

 圧力を強める清水は群馬を押し込み続けるが、良い形でボックス内に侵入することができない。後半アディショナルタイムにはみ左サイドからのクロスにゴール前でコロリがヘディングで合わせたが、枠を捉えたシュートは相手GKの好セーブに阻まれゴールとはならなかった。試合はこのまま1-3で終了。清水は今シーズンのJ2リーグで初黒星を喫し、発勝利はまたもお預けとなった。対する群馬はリーグ戦2試合ぶりの勝利を飾っている。

 次節、清水は4月1日にアウェイでヴァンフォーレ甲府と、群馬は4月2日にアウェイで栃木SCと対戦する。

【スコア】
清水エスパルス 1-3 ザスパクサツ群馬

【得点者】
0-1 25分 畑尾大翔(ザスパクサツ群馬)
1-1 29分 ディサロ燦シルヴァーノ清水エスパルス
1-2 31分 佐藤亮清水エスパルス
1-3 53分 長倉幹樹(ザスパクサツ群馬)

By サッカーキング編集部

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