浦和とC大阪が対戦した [写真]=清原茂樹
明治安田生命J1リーグ第3節が4日に行われ、浦和レッズとセレッソ大阪が対戦した。
2008シーズン以来の開幕2連敗スタートとなった浦和と、ここまで1分1敗のC大阪が初勝利をかけて対戦。20年ぶりに『浦和駒場スタジアム』でホーム開幕カードを戦った浦和は、序盤から押し込む時間が続くものの、チャンスを生かし切ることはできない。
すると33分、C大阪が先制に成功。マテイ・ヨニッチがピッチ中央で相手に競り勝ち、左サイドの為田大貴にボールが渡る。縦に仕掛けた為田がペナルティエリア左から折り返すと、岩尾憲のオウンゴールを誘った。
1点ビハインドで折り返した浦和は、60分にビッグチャンス到来。酒井宏樹のスルーパスに抜け出した興梠慎三が相手DFに倒されてPKを獲得する。キッカーを務めたアレクサンダー・ショルツは冷静に相手DFの逆を突き、浦和に待望の2023年初ゴールが生まれた。
追いつかれたC大阪は65分、為田のクロスにレオ・セアラが合わせてゴールネットを揺らす。加入後初ゴールかと思われたが、VARによるレビューでオフサイドが認められ、得点は取り消された。
対する浦和は80分に絶好機到来。左サイドを崩して荻原拓也がペナルティエリア左に侵入する。グラウンダーでボックス中央へ折り返したボールに飛び込んだ伊藤敦樹が合わせたものの、シュートは左ポストに嫌われた。
次の1点が生まれたのは82分、浦和が逆転に成功する。ショルツの縦パスをブライアン・リンセンがワンタッチではたき、右サイドでボールを受けた関根貴大が相手に寄せられながらも粘ってボールをつなぐ。中央でラストパスを受け取った安居海渡は冷静にコースを狙い、ゴール右上へと流し込んだ。
試合はこのまま終了し、逃げ切った浦和は今季初白星、C大阪は2連敗で3戦未勝利となった。次節、浦和は11日に敵地でヴィッセル神戸と、C大阪は12日にホームでサガン鳥栖と対戦する。
【スコア】
浦和レッズ 2-1 セレッソ大阪
【得点者】
0-1 33分 オウンゴール/岩尾憲(C大阪)
1-1 61分 アレクサンダー・ショルツ/PK(浦和)
2-1 82分 安居海渡(浦和)
By サッカーキング編集部
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