川崎Fと湘南が対戦した [写真]＝金田慎平
明治安田生命J1リーグ第3節が4日に行われ、川崎フロンターレと湘南ベルマーレが対戦した。
2022年の同カードは湘南がシーズンダブルを達成した。雪辱を期す川崎Fは、劇的な逆転勝利を収めた前節鹿島アントラーズ戦からスターティングメンバーを2人変更し、ジェジエウと佐々木旭が入った。一方の湘南は、2－2で引き分けた横浜FC戦からスターティングイレブンを1人変えて試合に臨んだ。
湘南は強度の高い守備で序盤の主導権を掌握する。開始5分、相手GKチョン・ソンリョンのパスを敵陣深い位置で奪取。ボックス中央でラストパスを受けた町野修斗が右足を振り抜いたが、相手のブロックに阻まれた。
その後は川崎がテンポを変えた攻めで湘南のゴール前に迫る場面を何度か作り出すが、いずれも得点には至らない。対する湘南は前半終了間際、町野のクロスに平岡大陽が頭で合わせたが、これはクロスバーに直撃する。前半に得点は生まれず、スコアレスで折り返す。
こう着状態が続いたなか、64分に湘南が試合の均衡を破る。右サイドを突破した永木亮太の折り返しをボックス内の平岡が収め、右足でゴール右下に突き刺した。
湘南の集中した守りを前に攻めあぐねる時間が続いた川崎Fだったが、81分に試合を振り出しに戻す。瀬川祐輔が味方に出そうとしたパスは相手DFに引っかかったが、このこぼれ球が瀬川の足元に転がる。瀬川はペナルティエリア内で相手GKとの一対一を迎えると、うまくゴール左下へと流し込んだ。
その後はお互いにチャンスを生かせず、試合は1－1のドローで決着。勝ち点「1」ずつを分け合った。次節、川崎Fは11日に敵地でアルビレックス新潟と、湘南は12日にホームで京都サンガF.C.と対戦する。
【得点者】
0－1 64分 平岡大陽（湘南）
1－1 81分 瀬川祐輔（川崎F）
川崎F（4－3－3）
チョン・ソンリョン；山根視来、ジェジエウ（56分 松長根悠仁）、大南拓磨、佐々木旭；橘田健人、脇坂泰斗（46分 瀬川祐輔）、大島僚太（41分 ジョアン・シミッチ）；家長昭博、宮代大聖（72分 山田新）、マルシーニョ（72分 遠野大弥）
湘南（3－5－2）
ソン・ボムグン、舘幸希（88分 岡本拓也）、大岩一貴、杉岡大暉；石原広教、小野瀬康介、永木亮太、タリク（71分 阿部浩之）、畑大雅（71分 中野嘉大）；町野修斗、大橋祐紀（44分 平岡大陽）
By サッカーキング編集部
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