浦和、サンプドリア、MLS…セルティックFWギアクマキス争奪戦を制するのはどこに？

　セルティックに所属しているギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスの去就に注目が集まっている。

　ギアクマキスは今冬の移籍が取り沙汰されている。『スカイ・イタリア』の記者であるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、既にセリエAのサンプドリアと個人合意に達しているようだ。ギアクマキス自身がヨーロッパでのプレー継続を望んでいることから、サンプドリアが移籍先の筆頭候補として伝えられている。シーズン終了後に買い取り義務が発生するレンタル移籍でのオファーを提示した模様だ。

　一方で、同氏は浦和レッズ行きの可能性も否定していない。以前から浦和がギアクマキスに関心を示していることは各メディアで報じられており、『トゥットメルカートウェブ』によると現時点では800万ポンド（約13億円）の移籍金を用意していると報じられている。条件面では浦和がサンプドリアを上回っているようだ。また、メジャーリーグ・サッカー（MLS）の複数クラブも獲得に乗り出しているという。

　ギアクマキスは2020－21シーズンにVVVフェンロでエールディヴィジ30試合に出場し、26ゴールを挙げてリーグ得点王に輝いた。2021年夏にセルティックへ完全移籍。2021－22シーズンは負傷にも苦しめられたが、スコティッシュ・プレミアシップ21試合の出場で13ゴールをマーク。スコットランドでも得点王を受賞した。迎えた今季は公式戦27試合に出場しているが、そのうち20試合が途中出場に。チームにはスコティッシュ・プレミアシップの得点ランキングで首位タイのFW古橋亨梧が君臨しており、ギアクマキスはバックアッパーに甘んじている。

　果たして、多くのクラブが参戦したギアクマキスの争奪戦はどのような結末を迎えるのだろうか。