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「全員がヒーロー」…チーム一丸での3年ぶり栄冠に横浜FM主将・喜田は感謝

2022.11.05

試合後、涙を流した喜田 [写真]=J.LEAGUE

 明治安田生命J1リーグ最終節が5日に行われ、横浜F・マリノスヴィッセル神戸に3-1で勝利。3年ぶり5度目となるリーグ制覇を成し遂げた。

 どの選手がでてきても結果を残すチーム作りでタイトルを獲得した横浜FM。主将として引っ張ってきた喜田拓也は、チームをまとめ上げて、3年ぶりのシャーレまで導いたが、「(チーム全員が一体となるような)雰囲気作りという観点でやってきたことは一つもなく、チームメイト、チームスタッフに真正面から丁寧に向き合うことを続けてやってきました。それはいい時も苦しい時も、絶対にそこだけは外さないようにしました。僕自身、どんな状況でもチーム、仲間を信じることだけは自信を持ってやってきた」と、チームに関わる一人ひとりの姿勢や考え、取り組みに改めて賛辞を送った。


 喜田は常に真摯にピッチ内外で主将としての振る舞いを見せてきたが、「キャプテンとしてチームに何が残せたかはわからない」と話し、「全てを懸けてマリノスのキャプテンを務める覚悟は持っていましたが、ふたを開けてみれば周りに助けられたことばかり。苦しい時に一歩、頑張らせてくれたのはチームメイト、チームスタッフ、ファン・サポーター存在」と、周囲を称え続けた。

 選手層の厚さは、逆に出番の少ない選手の不満やチーム内のズレを起こしてしまうこともあるが、ケヴィン・マスカット監督を筆頭に、フォア・ザ・チームで戦い抜いた。「こうしてJリーグ制覇をできたのも、試合に出た選手だけでなく、本当に簡単ではないことですが、日ごろからハードワークして、試合に出られなくてもチームのためにやり切った選手たちがいるからこそ、タイトルを取れると身を持って体感しました。僕にとっても、チームにとっても、試合に出た、出ないではなく、全員がヒーローだと心から思うので、一人ひとりにありがとうを伝えたいです」と、最後まで感謝を口にした。

By 小松春生

Web『サッカーキング』編集長

1984年東京都生まれ。2012年よりWeb『サッカーキング』で編集者として勤務。2019年7月よりWeb『サッカーキング』編集長に就任。イギリスと⚽️サッカーと🎤音楽と🤼‍♂️プロレスが好き

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