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6位の山形が下剋上! 3位の岡山に3発完勝で2回戦に進出/J1参入プレーオフ

2022.10.30

2022シーズンは山形でプレーしたディサロ燦シルヴァーノ [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 J1参入プレーオフ1回戦が30日に行われ、ファジアーノ岡山モンテディオ山形が対戦した。

 今シーズンの明治安田生命J2リーグを3位で終えた岡山と6位で終えた山形の対戦。”年間順位の優位性”を確保するため、90分間で勝敗が決しなかった場合は、年間順位で上位の岡山が2回戦にコマを進めることとなる。


 5分、試合の均衡が破れる。山田康太のスルーパスでDFラインの背後に抜け出したディサロ燦シルヴァーノがボックス内に侵入し左足でシュート。一度はGK堀田大暉のセーブに阻まれるも、こぼれ球をディサロが自ら押し込みゴールネットを揺らした。山形が早い時間帯で先制に成功する。

 リードを許した岡山は22分、敵陣右サイドでボールを受けた河野諒祐がボックス内にクロスを供給。中央で永井龍が反応し、DFとの競り合いを制してヘディングシュートを放ったが、ボールは惜しくも枠の左へ。36分には河野が河井陽介とのワンツーでボックス手前まで侵入し、右足でミドルシュートを放つも枠の左へ外れ得点には至らない。

 その後は互いにゴール前まで迫るシーンを作るもラストパスとフィニッシュの精度を欠き、ゴールネットを揺らすことはできず。前半はそのまま山形の1点リードで終了した。

 56分、山形に決定機。半田陸がボックス右へ走り込む國分伸太郎にグラウンダーのパスを通す。ボールを受けた國分がマイナス方向へ折り返し、ゴール前の山田がワンタッチから右足を振り抜くも、相手DFのブロックに遭い追加点とはならず。58分には岡山にチャンス。途中出場のチアゴ・アウベスがボックス左で複数のDFに囲まれながらもボールをキープ。後方へのこぼれ球を拾ったミッチェル・デュークがシュートを放つも、GK後藤雅明の好セーブに阻まれた。

 75分、敵陣左サイドでボールをキープした川井歩がドリブルでボックス内左の深い位置まで侵入。ライン際から左足でゴール前に折り返すと、中央でフリーになっていた途中出場のデラトーレがヘディングでゴールネットを揺らした。さらに80分、右CKのこぼれ球を拾った小西雄大が右サイド深い位置の藤田息吹にパス。藤田がゴール前にクロスを送り、最後はファーサイドに詰めた途中出場のチアゴ・アウベスが右足で押し込み、山形がリードを3点に広げた。

 反撃に出たい岡山だが、山形の集中した守備に阻まれなかなかシュートチャンスを作ることができない。山形はボールを保持しながら時計の針を進めていく。試合はこのまま0-3で終了し、山形がプレーオフ2回戦進出を決めた。2回戦は11月6日に行われ、山形はロアッソ熊本と対戦する。

【スコア】
ファジアーノ岡山 0-3 モンテディオ山形

【得点者】
0-1 5分 ディサロ燦シルヴァーノ(モンテディオ山形
0-2 75分 デラトーレ(モンテディオ山形
0-3 80分 チアゴ・アウベス(モンテディオ山形

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