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中村俊輔のラストマッチで横浜FCが大逆転勝利! 小川航基は26ゴールでJ2得点王

2022.10.23

現役ラストマッチを終えた中村俊輔(写真は3月の水戸戦) [写真]=宮地輝

 明治安田生命J2リーグ最終節が23日に行われ、ロアッソ熊本と横浜FCが対戦した。

 前節1年でのJ1リーグ復帰を決めた横浜FCは、今季限りで現役を引退する元日本代表MF中村俊輔が先発出場。レジェンドのラストマッチを勝利で飾りたい。一方、J1参入プレーオフ出場権を獲得している熊本にとっても、プレーオフ1回戦をホームで開催するべく、4位死守に向けて勝利が必須の一戦となった。


 試合の均衡が破れたのは5分、熊本が先制する。杉山直宏が高い位置で相手GKのミスパスを奪い、狙い澄ましたシュートで無人のゴールへと流し込んだ。

 横浜FCは20分に試合を振り出しに戻す。ロングボールに抜け出したイサカ・ゼインがペナルティエリア右からグラウンダーで折り返し、中央の小川航基が合わせて押し込んだ。

 1-1で折り返すと、熊本は後半開始早々に勝ち越し点を獲得する。ロングボールに抜け出した坂本亘基が左から中へとドリブルで切り込み、ボックス中央で待っていた杉山へラストパス。杉山は左足を振り抜き、ゴール右下へ突き刺した。さらに47分、スルーパスに抜け出した髙橋利樹がループシュートで相手GKとの一対一を制し、熊本がすぐさまリードを広げる。

 54分、横浜FCが1点を返す。長谷川竜也のスルーパスに抜け出した小川が、相手GKとの一対一を制してゴール左に突き刺した。

 中村は60分までプレー。チームメイトと抱擁を交わして笑顔でピッチを去り、ホーム・アウェイ両サポーターからは盛大な拍手が送られた。

 次の1点が生まれたのは82分、横浜FCが再び試合を振り出しに戻す。フリーキックのこぼれ球に反応したガブリエウが、ペナルティエリア左で右足一閃。鋭いボレーシュートをゴール右下隅へ突き刺した。さらに88分、横浜FCが逆転に成功する。山根陸が左サイドから低く鋭いクロスを供給し、ゴール前に飛び込んだマルセロ・ヒアンが合わせてネットを揺らした。

 試合はこのまま終了し、横浜FCが中村の現役ラストマッチを勝利で飾った。また、エースの小川はシーズン26ゴールで得点王に輝いた。熊本は逆転負けを喫したものの、5位大分トリニータがFC琉球に敗れたため、4位でレギュラーシーズンを終えた。30日に行われるJ1参入プレーオフ1回戦では、5位大分とホームで対戦する。

【スコア】
ロアッソ熊本 3-4 横浜FC

【得点者】
1-0 5分 杉山直宏(熊本)
1-1 20分 小川航基(横浜FC)
2-1 46分 杉山直宏(熊本)
3-1 47分 髙橋利樹(熊本)
3-2 54分 小川航基(横浜FC)
3-3 82分 ガブリエウ(横浜FC)
3-4 88分 マルセロ・ヒアン(横浜FC)

By サッカーキング編集部

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