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宮崎、元日本代表FW工藤壮人の逝去を発表「クラブスローガン『真摯』をまさに体現してくれる存在でした」

2022.10.21

[写真]=J.LEAGUE

 テゲバジャーロ宮崎は21日、元日本代表FW工藤壮人の逝去を発表した。32歳だった。

 工藤は今月2日の練習時間外に体調不良を訴え、翌日に医療機関を受診。検査の結果、水頭症の診断を受けて入院していた。11日には手術を行って療養していたものの、その後容態が悪化。17日からは集中治療室(ICU)にて治療に専念していた。


 柏レイソルの育成組織出身で、2009年にトップチーム昇格。2013シーズンのJ1リーグで19得点を挙げるなど活躍した。同年には日本代表としてもデビューし、国際Aマッチでは通算4試合に出場して2得点を記録した。その後はバンクーバー・ホワイトキャップス(MLS)、サンフレッチェ広島、レノファ山口FCでもプレー。2020年12月からはブリズベン・ロアー(オーストラリア)に所属し、今シーズンから宮崎に加入していた。

 宮崎の二村恵太代表取締役社長は、クラブ公式サイトを通じてコメントを発表している。

「私たちの大切な仲間である工藤壮人が息を引き取りました。工藤選手を応援するサポーターや関係各所の皆様から、多くの励ましのメッセージをいただいたこと、クラブを代表し、御礼申し上げます」

「工藤選手はJ1で活躍し、日本代表にも選ばれるなど、非常に実績がある選手です。それにも関わらず、驕りなどは一切なく、自分のことだけでなくチームメート、クラブ、そしてサポーターのことを大切にする素晴らしい姿勢の持ち主でした。クラブスローガン『真摯』をまさに体現してくれる存在でした」

「そのような選手のあまりにも早い逝去は、無念で残念でなりません」

「選手、スタッフ、クラブ一同はまだ気持ちの整理ができない状況もございますが、工藤選手が宮崎に、クラブに残してくれたものを大切に引き継ぎ、精進して参りたいと思います。そして、工藤選手が信頼してくれたクラブをより良いクラブにすることで、少しでも恩返しして参りたいと思っております」

「工藤選手、テゲバジャーロ宮崎に来てくれて、力になってくれて、本当にありがとうございました」

By サッカーキング編集部

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