仙台戦2得点の伊藤（写真は7月の岡山戦） [写真]＝J.LEAGUE via Getty Images
明治安田生命J2リーグ第40節が8日に行われ、首位アルビレックス新潟と6位ベガルタ仙台が対戦した。
新潟は引き分け以上で自動昇格が決定。チケット完売のホームで歓喜の瞬間を迎えることはできるのか。対する仙台も昇格プレーオフ出場圏内に踏みとどまるため、連敗からの脱出を目指して敵地に乗り込んだ。
新潟は序盤からボールを握って一方的に押し込む時間が続くが、なかなかチャンスを生かすことはできない。45分にはペナルティエリアの手前でフリーキックを獲得。キッカーの伊藤涼太郎が直接ゴールを狙ったが、シュートはクロスバーに嫌われた。試合はスコアレスで折り返す。
後半に入ってからも主導権を握る新潟は、64分に待望の先制点を獲得する。伊藤が味方とのワンツーパスでペナルティエリア左に侵入。リターンパスに右足ダイレクトで合わせ、丁寧なコントロールショットをゴール右下隅へと流し込んだ。
さらに新潟は69分、舞行龍ジェームズの浮き球パスに抜け出した谷口海斗がゴール前でシュートを放つが、クロスバーに阻まれて惜しくも追加点とはならない。73分にはカウンターから三戸舜介がフィニッシュに持ち込んだが、強烈なミドルシュートはわずかに枠の上へと外れる。
77分、新潟が大きな追加点を獲得する。20番が折り返したクロスが相手DFに当たってゴール前にこぼれると、反応した伊藤が左足ボレーで合わせて押し込んだ。そして終了間際にはアレクサンドレ・ゲデスがカウンターを完結させてトドメの3点目を獲得する。
試合はこのまま終了し、3－0で勝利したアルビレックス新潟が2017シーズン以来となるJ1リーグ復帰を決めた。次節、新潟は15日に敵地で東京ヴェルディ、仙台は16日にホームでロアッソ熊本と対戦する。
【得点者】
1－0 64分 伊藤涼太郎（新潟）
2－0 77分 伊藤涼太郎（新潟）
3－0 90＋4分 アレクサンドレ・ゲデス（新潟）
By サッカーキング編集部
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