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北川航也が復帰戦でゴール! ピカチュウや乾貴士デビューの清水、鳥栖と打ち合いドロー

2022.07.31

デビューを果たした清水のピカチュウ [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 明治安田生命J1リーグ第23節が31日に行われ、清水エスパルスサガン鳥栖が対戦した。

 30日時点の暫定順位表で最下位に沈む清水は、新加入のヤゴ・ピカチュウが先発でデビュー。今夏に加入した乾貴士と北川航也はベンチスタートとなった。一方、リーグ戦3試合で勝利から遠ざかっている鳥栖は、サンフレッチェ広島から獲得した長沼洋一をスタメンで起用した。


 ファーストシュートを放ったのはピカチュウだった。4分、中央で相手を引きつけたチアゴ・サンタナが右に展開。抜け出したピカチュウはペナルティエリア右で右足を振り抜いたが、ゴール左を狙った鋭いシュートはわずかに枠を外れた。

 するとその直後、鳥栖が先制に成功する。右サイドのハーフウェーライン付近の原田亘が、ペナルティエリア左にロングボールを供給。反応した岩崎悠人がうまくボールを収めると、体をひねりながら右足を振り抜き、強烈なシュートをゴールに叩き込んだ。

 30分、鳥栖がリードを広げる。長沼が高い位置で相手DF井林章からボールを奪い、宮代大聖がこぼれ球を回収。宮代は相手DFの背後にスルーパスを通し、抜け出した長沼が右足を振り抜いてゴール右下に突き刺した。長沼はJ1リーグ初ゴールとなった。

 2点ビハインドで折り返した清水は、62分に1点を返す。左サイドをドリブルで突破した山原怜音が深い位置からグラウンダーで折り返す。ニアに飛び込んだ白崎凌兵が合わせてゴールに吸い込まれた。

 清水はさらに勢いをつけるべく、得点直後に3枚替えを敢行する。北川が3年ぶりの出場を果たし、乾は約4カ月ぶりに公式戦出場。カルリーニョス・ジュニオもピッチに立った。すると65分、清水は自陣でのボール奪取から速攻を展開。北川のスルーパスに抜け出したカルリーニョスがペナルティエリア左まで運んで左足を振り抜いたが、ゴール右下を狙ったシュートは惜しくも枠を捉えることはできない。

 しかし80分、鳥栖が再びリードを広げる。ペナルティエリア手前でボールを受けた堀米勇輝は、相手のプレスが緩くなったのを感じ取って左足一閃。シュートは弧を描いてゴール左に吸い込まれた。

その直後、清水が1点を返す。右サイドで相手を引きつけたカルリーニョスが前方にスルーパスを通し、チアゴ・サンタナが抜け出す。チアゴ・サンタナは相手GKをかわそうとして倒されたものの、並走していた北川がこぼれ球を無人のゴールへと流し込んだ。

 さらに83分、清水がついに試合を振り出しに戻す。左サイドから山原がゴールに向かうクロスを供給。ボックス中央のチアゴ・サンタナは左足ダイレクトで合わせ、相手GKの股の間を通してネットを揺らした。

  試合はこのまま終了し、3-3の引き分けに終わった。清水は最下位のままとなったが、17位ヴィッセル神戸と勝ち点「21」で並んだ。鳥栖は2試合連続ドローでリーグ戦4試合無勝利となった。次節は7日に行われ、清水は敵地でFC東京、鳥栖はホームでジュビロ磐田と対戦する。

【スコア】
清水エスパルス 3-3 サガン鳥栖

【得点者】
0-1 4分 岩崎悠人(鳥栖)
0-2 30分 長沼洋一(鳥栖)
1-2 62分 白崎凌兵(清水)
1-3 80分 堀米勇輝(鳥栖)
2-3 81分 北川航也(清水)
3-3 83分 チアゴ・サンタナ(清水)

【スターティングメンバー】
清水(4-4-2)
大久保択生;片山瑛一、ヴァウド(66分 原輝綺)、井林章、山原怜音;ヤゴ・ピカチュウ(63分 カルリーニョス・ジュニオ)、白崎凌兵(78分 竹内涼)、松岡大起、後藤優介(63分 乾貴士);神谷優太(63分 北川航也)、チアゴ・サンタナ

鳥栖(4-2-3-1)
朴一圭;原田亘、ファン・ソッコ、田代雅也、中野伸哉(72分 島川俊郎);小泉慶、福田晃斗(86分 藤田直之);長沼洋一(57分 堀米勇輝)、森谷賢太郎(57分 本田風智)、岩崎悠人;宮代大聖(72分 垣田裕暉)

By サッカーキング編集部

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