清水、本拠地開催のJ1リーグ第22節で浦和サポーターによる複数の違反行為を確認「誠に遺憾に思います」

　清水エスパルスは29日、7月16日に開催された明治安田生命J1リーグ第22節清水エスパルスvs浦和レッズ戦において、浦和レッズサポーターによる重大な違反行為が認められたことを報告した。

　発表によると、7月16日に本拠地・IAIスタジアム日本平で開催されたJ1リーグ第22節清水エスパルスvs浦和レッズ戦において、浦和レッズサポーターによる複数の違反行為を確認したことを明らかにしている。

　違反行為は以下のとおり。

①Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインへの違反行為
サポーター中央の集団でマスクを着用せず応援を続ける行為。
※ビジター内スタッフが注意しても聞き入れられず、浦和レッズスタッフから注意頂くも試合終了後まで改善されることはなかった

②喫煙禁止場所（場内）にて喫煙、吸い殻の投げ捨てが行われた。
※スタジアム場内全面禁煙

③弊クラブ選手・スタッフに対しての威嚇行為（罵声・怒声など暴言）・運営妨害行為

④おもいやりシャトルバス内での乗車のお客様に対して危険・挑発行為
（おもいやりシャトルバスとは、昨年7月に導入したサービスで、対象が車椅子使用者、歩行時に松葉杖等の杖が必要な方、妊婦等、歩行が不自由な方を対象として提供しているサービスとなります）

⑤通行を認めていない車両2台が試合日管理エリアへの不法侵入、違法駐車。対応した警備員の制止を振りって進入した危険行為。
その後、同サポーター2台が、近隣の私有地駐車場に許可なく駐車し、通報を受ける。

⑥ごみの不法投棄（場外指定電子喫煙所内の灰皿上部を外し、灰皿内にゴミの廃棄を行う）

⑦ビジター２階席最前列中央部で、クラブパートナー看板に横断幕を掲出し覆う行為。

　清水エスパルスは、クラブ公式サイトを通じて「試合開催方針・観戦方法（運営プロトコル）の情報を事前に両クラブから発信いたしましたが、違反行為が確認されました。観戦ルールの順守および新型コロナウイルス感染症防止への協力が得られず、誠に遺憾に思います。今回のサポーターによる違反行為については、Jリーグで定める統一基準に照らし合わせ対処して参ります」と声明を発表しつつ、「主管クラブといたしまして、上記の各違反行為を防止できず、運営体制につきましても十分でなかったこと、当行為に対してご迷惑をおかけしたご来場者の皆様に改めてお詫び申し上げます。今後も、試合開催方針・観戦方法（運営プロトコル）をしっかり周知し、ご来場される皆様が、安心・安全な観戦を行えるようクラブとしても努めて参ります」と謝罪している。