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PSG、日本ツアーは3戦全勝! 最終戦は圧巻の6発ゴールショー…G大阪は黒川&山見が得点

2022.07.25

PSGが圧巻のゴールショーを披露 [写真]=Photoraid

『エアトリ presents Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2022』第3戦が25日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とガンバ大阪が対戦した。

 PSGは来日後、20日に行われた川崎フロンターレとの一戦を2-1で制し、23日の浦和レッズ戦でも3-0と快勝を飾った。日本ツアー最終戦となるG大阪との一戦では、浦和戦から中1日という影響もあり、マルコ・ヴェッラッティとパブロ・サラビア以外のスタメン9名を変更。ネイマール、リオネル・メッシが先発に名を連ねた一方、キリアン・エンバぺはベンチからのスタートとなった。一方、G大阪はこの夏の新戦力である食野亮太郎、鈴木武蔵がスタメン入りしている。


 ファーストシュートは3分。中盤でルーズボールを拾ったヴィティーニャのスルーパスに、メッシが反応。自ら持ち運び左足を振り抜くも、シュートはGK東口順昭の正面へ。11分にはアクラフ・ハキミの折り返しから再びメッシが狙うも、シュートは東口に阻まれた。対するG大阪も13分、右コーナーキックからゴール前で混戦となり、最後は昌子源がシュートを放ったものの、DFにブロックされて先制点とはならない。

 徐々に決定機を増やすPSGは、15分にビッグチャンス。ヴェラッティの浮き球パスに抜け出したネイマールがGKと1対1のチャンスを迎えたものの、東口が足を残してスーパーセーブ。19分には左サイドでボールを受けたネイマールが、華麗なシザースからドリブル突破。折り返しにサラビアが合わせたものの、またも東口が立ちはだかった。26分にはメッシのスルーパスに抜け出したハキミがシュートを狙うも、東口が再びスーパーセーブを見せている。

 G大阪は東口のビッグセーブが続く中、28分にまさかのミスが発生。三浦弦太がファーサイドへのロングフィードを狙ったものの、ボールはメッシに当たってしまい、自陣深くでボールを相手に渡すことに。マイボールとなったPSGは、ネイマールのスルーパスから攻撃をスタート。メッシはワントラップからシュートを放つも、GKの正面へ。それでも、東口が弾いたところをサラビアが落ち着いて押し込んだ。サラビアは浦和戦に続き、日本ツアー2試合連続のゴールとなっている。

 勢いに乗ったPSGは30分、ネイマールが自ら仕掛けると、三浦のファウルを誘ってPKが与えられる。このPKをネイマールが自ら決めて、追加点を挙げた。対するG大阪は34分に反撃を開始。右サイドの小野瀬康介が中央へボールを預けると、倉田秋は浮き球で最終ライン裏へのボールを選択。このパスに抜け出した小野瀬が鋭いクロスボールを送ると、GKジャンルイジ・ドンナルンマに当たってコースがかわるも、鈴木が体に当ててボールはゴール方向へ。ドンナルンマへ懸命にかき出したものの、走り込んできた黒川圭介こぼれ球を押し込み、G大阪が1点を返した。

ネイマール

ネイマールがPKでゴール [写真]=Photoraid

 1点差となっても、試合は依然としてPSGのペースで進む。37分、敵陣やや右寄りでボールを持ったヴィティーニャがファーサイドへの浮き球スルーパスを供給すると、左サイドを駆け上がってきたヌーノ・メンデスがフリーに。ワントラップから強烈なシュートを突き刺し、リードを再び2点に広げる。続く39分にはネイマールがわずかなスペースに高速パスを通すと、反応したメッシが左足でネットを揺らし、PSGが前半だけで怒涛の4ゴールを記録した。

 後半最初の決定機を創ったのはPSG。52分、ネイマールの縦パスは相手にカットされたものの、ヴィティーニャが即時奪回から右足で強烈なシュート。枠を捉えた一撃は、東口の横っ飛びセーブに防がれた。一方、G大阪は後半頭からピッチに立った2人でチャンスを演出。柳澤亘のクロスボールにレアンドロ・ペレイラが反応したものの、シュートはミートせず。

 それでも、後半も最初にネットを揺らしたのはPSGだった。60分、ピッチ中央付近でボールを持ったメッシが前を向くと、背後のスペースへスルーパスを供給する。走り込んできたネイマールはGKの東口をかわして、無人のゴールに流し込んだ。

 その後もPSGがゴールを脅かす場面が続いたものの、G大阪は70分に一矢を報いる。ペナルティエリア手前でボールを持った奥野耕平が右のハーフスペースに浮き球ボールを供給すると、背後を取った柳澤がダイレクトで折り返し。最後は山見大登がきっちりとネットを揺らした。

 81分には途中出場のキリアン・エンバぺが圧巻のスピードを披露。ペナルティエリア手前でルーズボールを掻っさらい、相手GKもかわしてシュートを狙う。このシュートはDFが体を張ってブロックするも、アルノー・カリムエンドとイドリッサ・ゲイェがこぼれ球に反応。しかし、これもG大阪守備陣が体を張った守りを見せた。それでも、86分に再びPSGがPKを獲得すると、キリアン・エンバぺが落ち着いてネットを揺らし、PSGはこの日6ゴール目を記録している。

 最終的に試合は5-2でタイムアップ。川崎F、浦和、G大阪と対戦した今回のツアーを3戦全勝で終え、フランスへ帰国することとなった。今後、PSGは31日に控えたナントとのトロフェ・デ・シャンピオン(フランス・スーパーカップ)に向けて準備を進める。

【スコア】
パリ・サンジェルマン 6-2 ガンバ大阪

【得点者】
1-0 28分 パブロ・サラビア(パリ・サンジェルマン
2-0 32分 ネイマール(PK/パリ・サンジェルマン
2-1 34分 黒川圭介(ガンバ大阪
3-1 37分 ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン
4-1 39分 リオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン
5-1 60分 ネイマール(パリ・サンジェルマン
5-2 70分 山見大登(ガンバ大阪
6-2 86分 キリアン・エンバぺ(PK/パリ・サンジェルマン

【スターティングメンバー】
PSG(3-4-1-2)
▼GK
ジャンルイジ・ドンナルンマ
▼DF
プレスネル・キンペンベ(72分 アブドゥ・ディアロ)
セルヒオ・ラモス(72分 ダニーロ・ペレイラ)
マルキーニョス(72分 ティロ・ケーラー)
▼MF
アクラフ・ハキミ(72分 ディナ・エビンベ)
マルコ・ヴェッラッティ(61分 レアンドロ・パレデス)
ヴィティーニャ(72分 イドリッサ・ゲイェ)
ヌーノ・メンデス(61分 フアン・ベルナト)
▼FW
リオネル・メッシ(72分 マウロ・イカルディ)
ネイマール(72分 アルノー・カリムエンド)
パブロ・サラビア (61分 キリアン・エンバぺ)

G大阪(3-1-4-2)
▼GK
東口順昭(76分 加藤大智)
▼DF
福岡将太(46分 髙尾瑠)
昌子源
三浦弦太(46分 藤春廣輝)
▼MF
小野瀬康介(46分 柳澤亘)
ダワン(46分 奥野耕平)
黒川圭介(62分 山見大登)
石毛秀樹(46分 中村仁郎)(76分 パトリック)
倉田秋(46分 齊藤未月)
▼FW
食野亮太郎(62分 ウェリントン・シウバ)
鈴木武蔵(46分 レアンドロ・ペレイラ)

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