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川崎F、鬼木監督不在も大勝! 序盤に退場者出したG大阪を4発で粉砕

2022.07.09

川崎FがG大阪に快勝 [写真]=兼子愼一郎

 明治安田生命J1リーグ第21節が9日に行われ、川崎フロンターレガンバ大阪が対戦した。

 直近6試合で1勝2分3敗と足踏みが続く3位川崎Fは、6日にサガン鳥栖戦を予定していたが、相手に複数の新型コロナウイルス陽性者が出た影響で中止に。首位横浜F・マリノスと暫定勝ち点差「9」でホームに15位G大阪を迎える今節は、トップチーム内に新型コロナウイルス陽性者が出たなか、鬼木達監督が濃厚接触者判定でベンチ入り不可となり、寺田周平コーチが暫定的に指揮を執ることになった。


 試合が動いたのは6分、中6日で休養十分の川崎Fが先制する。チャナティップの浮き球に抜け出したマルシーニョが左サイドから右足アウトサイドキックで折り返し、ゴール前のレアンドロ・ダミアンが合わせて押し込んだ。L・ダミアンはJ1通算50得点を達成した。

 するとその直後、G大阪に退場者が出る。奥野耕平がルーズボールを回収しようと試み、伸ばした足の裏が脇坂泰斗の股間に入ってしまう。飯田淳平主審は奥野にイエローカードを提示したが、オンフィールドレビューで映像を確認。足裏を見せた危険なプレーだとして、カードの色を変えて奥野にレッドカードを提示した。G大阪は長い時間を10人で戦うことになった。

 数的有利を得た川崎Fは、19分にリードに広げる。脇坂の縦パスをボックス中央で収めたL・ダミアンは、タイミングを見計らって相手の背後に絶妙のスルーパスを通す。抜け出したマルシーニョは、相手GKのニアハイを撃ち抜いてゴール左上に突き刺した。

 30分、川崎Fがリードを広げる。佐々木旭が左サイドから折り返し、反応したマルシーニョはスルー。その後ろに飛び込んだ脇坂が左足で合わせ、ゴール右下へと流し込んだ。さらに36分、コーナーキックのセカンドボールに反応した家長昭博が右足で豪快なオーバーヘッドシュートを突き刺し、川崎Fは前半だけで4点を奪った。

 川崎Fは後半も10人のG大阪を圧倒。80分には途中出場の小林悠が反転から右足を振り抜くが、ペナルティエリアの手前から放たれた強烈な一撃は、惜しくもクロスバーに阻まれた。

 試合はこのまま終了し、川崎Fが指揮官不在の試合で4-0の快勝を収めた。川崎Fは3試合ぶりの白星、G大阪は2連敗となった。

 川崎Fは次節、16日に敵地で名古屋グランパスと対戦。G大阪は天皇杯4回戦の鹿島アントラーズ戦を挟んで、16日にホームでセレッソ大阪と対戦する。

【スコア】
川崎フロンターレ 4-0 ガンバ大阪

【得点者】
1-0 6分 レアンドロ・ダミアン(川崎F)
2-0 19分 マルシーニョ(川崎F)
3-0 30分 脇坂泰斗(川崎F)
4-0 36分 家長昭博(川崎F)

By サッカーキング編集部

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