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最下位神戸、4発大勝で今季2勝目! 札幌は2試合連続で退場者出し大敗

2022.05.29

神戸と札幌が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 明治安田生命J1リーグ第16節が29日に行われ、ヴィッセル神戸北海道コンサドーレ札幌が対戦した。

 3戦未勝利で最下位に沈む神戸が、前節柏レイソルに1-6で大敗を喫した札幌をホームに迎えての一戦。4試合ぶりの白星を目指す神戸は、橋本拳人が加入後初先発を果たし、U-21日本代表を「コンディション不良」で参加辞退した小田裕太郎もリーグ戦11試合ぶりに先発に名を連ねた。


 試合の均衡が破れたのは17分、ホームの神戸が先制する。右コーナーキックのこぼれ球に反応した山川哲史が、ペナルティエリアの外で右足一閃。ゴール左下に突き刺し、J1リーグ初ゴールを記録した。

 追いかける展開となった札幌は19分に決定機。ペナルティエリア右から金子拓郎がグラウンダーで折り返し、ゴール前に飛び込んだ駒井善成が押し込もうとする。しかし、クロスに合わせることはできず、ゴールには至らない。札幌は1点のビハインドで折り返す。

 ハーフタイムに両チーム1枚ずつ交代カードを使うと、札幌のドウグラス・オリヴェイラが起用に応えて59分に試合を振り出しに戻す。左サイドから中央に切り込んだ菅大輝がゴールに向かうクロスを送ると、相手GK前川黛也はファンブル。こぼれ球を拾ったD・オリヴェイラが右足を振り抜き、シュートは右ポストにも当たってゴールに吸い込まれた。

 しかし65分、神戸が勝ち越しに成功する。右サイドの深い位置でフリーキックを獲得。キッカーの汰木康也が送った浮き球に武藤嘉紀が頭で合わせて押し込んだ。

 さらに69分、神戸がリードを広げる。右コーナーキックから汰木がアウトスイングのボールを供給し、菊池流帆が頭で合わせる。これは相手GK中野小次郎に防がれ、こぼれ球を押し込もうとした大迫勇也のシュートも相手DFに阻まれる。それでも、セカンドボールに反応した菊池がネットを揺らした。

 74分には神戸の4点目が生まれる。左サイドを突破した汰木がペナルティエリア左から高速のクロスを送ると、相手DFに当たってボールがゴールに吸い込まれた。

 苦しい展開となった札幌は、76分に退場者を出してしまう。キックオフでのリスタート直後にガブリエル・シャビエルがボールをロスト。同選手はボールを奪い返そうとして大迫勇也を倒してしまい、DOGSO(決定的な得点機会の阻止)で一発退場となった。

 数的有利の神戸は最後まで攻め手を緩めなかったが、追加点は生まれずに試合は終了。4-1で勝利した神戸は4試合ぶりの白星で今季2勝目、札幌は今季初の連敗で4敗目となった。

 この後は代表ウィークに突入するため、J1リーグは中断する。神戸の次戦は1日に行われ、天皇杯2回戦でカターレ富山と対戦。札幌の次戦は4日に行われ、JリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフステージの第1戦でサンフレッチェ広島と対戦する。

【スコア】
ヴィッセル神戸 4-1 北海道コンサドーレ札幌

【得点者】
1-0 17分 山川哲史(神戸) 
1-1 59分 ドウグラス・オリヴェイラ(札幌)
2-1 65分 武藤嘉紀(神戸)
3-1 69分 菊池流帆(神戸)
4-1 74分 オウンゴール(神戸)

【スターティングメンバー】
神戸(4-2-3-1)
前川黛也山川哲史菊池流帆小林友希酒井高徳橋本拳人(79分 井上潮音)、大﨑玲央(84分 ボージャン・クルキッチ);小田裕太郎(46分 郷家友太)、アンドレス・イニエスタ(62分 大迫勇也)、汰木康也武藤嘉紀

札幌(3-4-2-1)
中野小次郎岡村大八宮澤裕樹中村桐耶(73分 ガブリエル・シャビエル※76分退場);ルーカス・フェルナンデス荒野拓馬深井一希菅大輝金子拓郎青木亮太(46分 ドウグラス・オリヴェイラ);駒井善成


By サッカーキング編集部

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