明治安田生命J1リーグ第15節が25日に行われ、ヴィッセル神戸とジュビロ磐田が対戦した。
前節湘南ベルマーレとの直接対決に敗れて最下位に転落した神戸が、公式戦連敗中の15位・磐田をホームに迎えての一戦。その湘南戦から中3日ながら1選手のみの変更に留まった神戸に対し、磐田は5選手を入れ替えて敵地に乗り込んだ。
立ち上がりから押し気味に試合を進める神戸が磐田ゴールに迫る。すると27分、右サイドでFKを獲得し、この試合がJ通算100試合目となるアンドレス・イニエスタがクロスをファーサイドへ供給。これに菊池流帆が頭で合わせたが、GK三浦龍輝のセーブに遭うと、混戦から武藤嘉紀が放ったシュートはゴールライン上で伊藤槙人にクリアされ、ゴールとはならない。
神戸は39分にも、カウンターから酒井高徳が左サイドでボールを持ち上がってファーサイドに逃げる武藤へアーリークロスを供給。これをボックス右で受けた武藤がダイレクトで折り返し、最後は走り込んできた井上潮音が右足で合わせるも、シュートはGK三浦の好守に阻まれた。
迎えた後半も神戸が攻勢に出ると59分、イニエスタのスルーパスをボックス右で受けた武藤がフィニッシュまで持ち込むがシュートを枠を外れ、直後にボージャン・クルキッチが放ったシュートもGKの正面を突いた。その後もイニエスタを起点に攻め込んだ神戸だったが、リンコンのシュートが枠を外れるなどゴールネットを揺らすことができない。
苦しい時間の続く磐田も遠藤保仁と途中出場のファビアン・ゴンザレスにボールを集めて反撃を試みるが、神戸の粘り強い守備を崩しきれずに時間は経過。その後も神戸はイニエスタや途中出場のボージャン、リンコンらを中心にゴールに迫ったが、試合はこのまま終了。勝ち点1を分け合い、ともに公式戦3試合未勝利となった。
次節は29日に行われ、神戸はホームで北海道コンサドーレ札幌、磐田はホームで横浜F・マリノスと対戦する。
By サッカーキング編集部
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