京都戦でゴールを記録したJ・サントス(左)、満田(中央)、ベン・カリファ(右) [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
明治安田生命J1リーグ第14節が21日に行われ、サンフレッチェ広島と京都サンガF.C.が対戦した。
ホームの広島は開始5分に幸先よく先制する。相手GK上福元直人のロングボールを佐々木翔が頭で跳ね返すと、ジュニオール・サントスがヒールですらしたボールに満田誠が反応。満田は相手に囲まれながらも右足を振り抜き、ゴール左下に突き刺した。
その後も試合の主導権を握る広島は、26分にリードを広げる。ナッシム・ベン・カリファの浮き球パスにJ・サントスが抜け出し、相手DFラインの背後を独走。最後は相手GK上福元をかわし、冷静にゴールへと流し込んだ。
42分、京都が1点を返す。ピッチ中央での密集を回避して武田将平が右に展開。ボールを受けたピーター・ウタカは、ペナルティエリア右まで運んでグラウンダーで折り返す。ボックス中央で待ち構えていた武富孝介は、反転から左足を振り抜いて押し込んだ。
1点のリードで折り返した広島は、66分に再び2点差とする。ベン・カリファが野津田岳人のパスをペナルティエリア左で受け取り、左足一閃。相手GKの股の間を抜けたシュートは、カバーに入った相手DFに当たってゴールに吸い込まれた。ベン・カリファの得点と記録され、移籍後初ゴールとなった。
京都は90分、豊川雄太のクロスをゴール前で収めた福岡慎平が右足を振り抜くが、決定機は相手GK大迫敬介に阻まれた。試合はこのまま終了し、広島が3-1で勝利した。
広島は2試合ぶりの白星で今季5勝目、京都は2試合ぶりの黒星で5戦未勝利となった。次節は25日に行われ、広島は敵地でガンバ大阪、京都は敵地で横浜F・マリノスと対戦する。
【スコア】
サンフレッチェ広島 3-1 京都サンガF.C.
【得点者】
1-0 5分 満田誠(広島)
2-0 26分 ジュニオール・サントス(広島)
2-1 42分 武富孝介(京都)
3-1 66分 ナッシム・ベン・カリファ(広島)