新国立での一戦をFC東京が制した [写真]=金田慎平
明治安田生命J1リーグ第10節が29日に行われ、FC東京とガンバ大阪が対戦した。
試合の舞台は『国立競技場』。J1リーグの試合が開催されるのは、2019年12月のリニューアル以降では初となる。
試合の均衡が破れたのは38分、ホームのFC東京が先制する。右コーナーキックから小川諒也がインスイングのボールを送ると、ゴール前でエンリケ・トレヴィザンが頭で合わせる。これはクロスバーに嫌われたが、こぼれ球を回収したアダイウトンが右足を振り抜く。シュートは相手DFにも当たってゴールに吸い込まれた。
ビハインドで折り返したG大阪は49分、ペナルティエリア手前でこぼれ球にダワンが反応。右足を振り抜いてミドルシュートを放つが、クロスバーを叩いて同点ゴールとはならない。
FC東京は63分、アダイウトンに代えてレアンドロを投入。ケガから復帰し開幕節以来となる出場を果たしたレアンドロは、65分にチームの追加点をもたらす。ハーフウェーラインでディエゴ・オリヴェイラが相手からボールを奪い、こぼれ球を回収したレアンドロはドリブルで前進。相手の寄せをものともせずボックス中央まで単独で運び、右足を振り抜きゴール左上に突き刺した。
さらに76分、高い位置で永井謙佑が相手DF三浦弦太からボールを奪取。ボックス内まで運んでレアンドロにお膳立てのラストパスを送り、レアンドロがネットを揺らす。しかし、西村雄一主審はオンフィールドレビューで映像を確認し、永井のファウルがあったとして得点を取り消した。
G大阪は82分、中村のフリーキックにパトリックが頭で合わせてネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められない。さらに89分、右CKにダワンが頭で合わせたが、枠をとらえていたシュートは相手GKヤクブ・スウォビィクのファインセーブに阻まれた。
試合はこのまま終了し、FC東京が逃げ切りに成功して歴史的一戦を制した。FC東京は4試合ぶり白星で今季5勝目となり、4位に浮上した。G大阪は2連敗で4戦未勝利となった。
次節、FC東京は5月3日にアウェイでアビスパ福岡、G大阪は同4日にホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦する。
【得点者】
1-0 38分 アダイウトン(FC東京)
2-0 65分 レアンドロ(FC東京)
【スターティングメンバー】
FC東京(4-3-3)
ヤクブ・スウォビィク;長友佑都、木本恭生、エンリケ・トレヴィザン、小川諒也;青木拓矢、安部柊斗、松木玖生;永井謙佑(80分 髙萩洋次郎)、ディエゴ・オリヴェイラ(80分 山下敬大)、アダイウトン(63分 レアンドロ)
G大阪(4-4-2)
一森純;柳澤亘(70分 パトリック)、三浦弦太、昌子源、藤春廣輝;小野瀬康介、齊藤未月(80分 奥野耕平)、ダワン、山見大登(80分 ウェリントン・シウバ);坂本一彩(46分 中村仁郎)、レアンドロ・ペレイラ
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト