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横浜FCを逆転勝利に導く2発! 10試合で10得点、“エースの風格”漂う小川航基「思い切りの良さが好調の要因」

2022.04.17

[写真]=清原茂樹

 1年でのJ1復帰を目指す横浜FCとベガルタ仙台の上位直接対決は、ホームの横浜FCが逆転勝利で2試合ぶりの勝ち点3を手にした。横浜FCを率いる四方田修平監督は「前半は0-1で苦しい流れになってしまいましたが、選手たちが諦めることなく強い気持ちを示してくれたと思います。後半は自分たちの攻撃の形を多く作れましたし、その中で逆転ゴールまで生み出すことができた。ホームゲームはサポーターの皆さんがいい雰囲気を作ってくれるので、『ここで自分たちが勝てる!』という意識にしてもらえていることに感謝しています」とコメントした。

 横浜FCはキックオフから主導権を握り、ゲームを進めていく。しかし18分、カウンターから氣田亮真に得点を許し、以降は仙台が息を吹き返す展開に。それでも「なぜうまくいかないのかを理解して、その上でコミュニケーションを取れていたので、後半はうまくいくと思っていた(小川航基)」。後半開始から武田英二郎、山下諒也、伊藤翔の3枚替えで一気に流れを引き寄せる。まずは52分、中村拓海の見事なロングパスに抜け出した小川がゴールネットを揺らすと、その4分後の56分には高木友也のクロスを再び小川が合わせ、あっと言う間に逆転に成功した。


 試合はこのまま2-1で終了し、横浜FCは開幕からの無敗記録を10に伸ばした。また得点ランキングトップに立つ小川は10試合で早くも10得点目。2020年にジュビロ磐田で記録した32試合9得点のキャリアハイを更新した。現在のコンディションについて、小川は「今日も前半に1本ミドルを打ちましたけど、思い切りの良さが好調の要因。コンディションの面でももう少し上げられると思う」と話す。

 2得点の小川について、四方田監督も「調子がいいのは間違いない」と断言。続けて「点を取るフィーリングや閃きを含め、今は非常にいいコンディションだと思います。彼は点を取ることに長けている選手なので、今の横浜FCのスタイルに合っている。このチームでやることによって、彼自身が多くシュートを打てる状況を作り出していて、それが結果としてゴールにつながっている」と分析する。

 今後に向けて小川は「FWは得点が取れる時もあれば、取れない時もある。それはFWの宿命だと思います。取れる時に取れているので、今の状態はいいと思います。ですが、取れなくなった時、チームがうまくいかない時に人間の真価が問われる。いい時に良いプレーをするのは当たり前なので、悪い時にどういうプレーができるかが大事だと思います」と語った。

取材・文=三島大輔

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