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鹿島の連勝は5でストップ…横浜FMが終盤の3得点で上位対決制す!

[写真]=J.LEAGUE via Getty Images

 明治安田生命J1リーグ第8節が10日に行われ、鹿島アントラーズ横浜F・マリノスが対戦した。

 注目の上位対決は、序盤からスピーディな攻防が繰り広げられる展開に。ホームの鹿島は24分、右サイドでルーズボールを回収した鈴木優磨がクロスを送り、ゴール前のアルトゥール・カイキが頭で合わせたが、クロスバーに嫌われてゴールとはならない。


 鹿島は41分にも決定機を迎える。GKクォン・スンテが前方にロングボールを放り込むと、上田綺世が収めて相手DFと入れ替わり、GKとの一対一を迎える。高丘陽平の股の間を狙ったが、シュートは防がれてゴールにはならない。前半はゴールが生まれずにスコアレスで折り返す。

 52分、鹿島は右コーナーキックから樋口雄太がアウトスイングのボールを供給。ニアに飛び込んだ三竿健斗がヘディングで合わせると、シュートは枠を捉えていたものの、高丘のファインセーブに阻まれた。

 横浜FMは後半に入ってからエウベル宮市亮を投入すると、高い位置でボールを奪える回数が増え、敵陣に押し込む時間が続く。79分には左サイドでフリーキックを獲得し、キッカーの永戸勝也はアウトスイングのボールを供給。角田涼太朗が頭で合わせたが、相手GKクォン・スンテに止められる。

 そして81分、試合の均衡が破れる。横浜FMは左CKから永戸がアウトスイングのボールを供給すると、ニアに飛び込んだ畠中槙之輔には合わなかったが、抜けたボールにアンデルソン・ロペスが反応。力強いヘディングをゴールに突き刺し、アウェイチームが先制した。

 89分、横浜FMに大きな2点目が生まれる。左からエウベルが右足でクロスを送ると、飛び込んだ西村拓真が頭で合わせてネットを揺らした。後半アディショナルタイム4分にはスルーパスに抜け出した西村の折り返しが相手のオウンゴールを誘い、決定的な3点目を獲得する。

 試合はこのまま終了し、鹿島はリーグ戦6試合ぶり黒星で今季2敗目、横浜FMは2試合ぶり白星で今季5勝目となった。

 鹿島の次戦は13日に行われ、JリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第4節でセレッソ大阪と対戦する。横浜FMは来週から約2週間にわたって、ベトナムで集中開催されるAFCチャンピオンズリーグ・グループステージに参戦する。初戦は16日に行われ、ホアンアイン・ザライ(ベトナム)と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 0-3 横浜F・マリノス

【得点者】
0-1 81分 アンデルソン・ロペス(横浜FM)
0-2 89分 西村拓真(横浜FM)
0-3 90+4分 オウンゴール(横浜FM)

【スターティングメンバー】
鹿島(4-4-2)
クォン・スンテ常本佳吾(85分 荒木遼太郎)、関川郁万三竿健斗安西幸輝ファン・アラーノ(63分 松村優太)、樋口雄太和泉竜司(77分 キム・ミンテ)、アルトゥール・カイキ(63分 土居聖真)、上田綺世鈴木優磨(77分 染野唯月

横浜FM(4-2-1-3)
高丘陽平小池龍太畠中槙之輔角田涼太朗永戸勝也喜田拓也岩田智輝西村拓真(90+5分 渡辺皓太)、水沼宏太(60分 宮市亮)、アンデルソン・ロペス(87分 レオ・セアラ)、仲川輝人(46分 エウベル

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