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湘南退団のFW石原直樹が現役引退「とても幸せなサッカー人生を送ることができました」

2022.03.20

石原直樹が現役引退 [写真]=宮地輝

 湘南ベルマーレは20日、2021シーズンまで湘南に在籍していたFW石原直樹が現役を引退すると発表した。

 併せて、石原が「ベルマーレアンバサダー」に就任することも発表されている。アンバサダーとして、地域振興、サッカーの普及、後進の育成、パートナーやサポーターとの交流など多岐にわたる活動をしていくことになる。


 現在37歳の石原は2003年に湘南でプロキャリアをスタート。その後、大宮アルディージャサンフレッチェ広島浦和レッズベガルタ仙台でもプレーした。2020年に湘南復帰を果たしたが、2021シーズン終了後に契約満了で退団していた。

 J1リーグ通算324試合71得点、J2リーグ通算143試合41得点を記録。広島時代の2012年と2013年にJ1連覇を達成し、浦和時代の2016年にはJリーグYBCルヴァンカップのトロフィーを掲げた。

 石原は発表に際し、湘南のクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「2021シーズンをもちまして、プロサッカー選手を引退することを決めました。19年間、現役生活を続けることができたのは、これまで指導に携わっていただいた全ての方々、素晴らしいチームメイトや仲間、そして長きにわたって応援してくださったファン・サポーターの皆さまのおかげです。心から感謝しています。本当にありがとうございました」

「18才でプロキャリアをスタートし、それぞれ違う色を持つチームでサッカーを学ぶことができました。湘南ベルマーレでは、自分の可能性を広げてもらい、またサッカーの難しさに初めて直面しました。チーム一丸となり、結果を出すための努力を惜しまないことを学んだ大宮アルディージャ。失敗を恐れずチャレンジすることで学ぶことの大切さ、サッカーとしっかり向き合うことができたサンフレッチェ広島。イメージを共有することの大切さ、期待に応えることの難しさを学んだ浦和レッズ。自分から発信すること、アクションを起こすことを学んだベガルタ仙台。本当に多くの経験をさせていただいたことで、サッカーの奥深さを感じる事ができました。素晴らしいクラブでプレーできたことは私の誇りです。私に関わってくださった全ての方々に感謝しています。そしてJ1リーグ優勝、連覇を経験できたことはサッカー人生の財産であり、一生忘れることのできない、最高の思い出です」

「19年の間、たくさんの方々に支えられ、サッカーができていると常に実感していました。皆さまのおかげでとても幸せなサッカー人生を送ることができました。最後に、いつもどんな時も近くで支えてくれた妻や子どもたちに感謝しています。本当にありがとう」

「そして、この度ベルマーレアンバサダーに就任することとなりました。クラブに貢献し、恩返しをしていきたいと思います。今までと違った形で皆さまと一緒にベルマーレを盛り上げていけることが楽しみです。これからもよろしくお願いいたします!」

By サッカーキング編集部

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