[写真]=J.LEAGUE、小林渓太
■浦和レッズ
【プラス材料】
前節のサガン鳥栖戦は今季初めて敗戦が妥当な内容だったものの、全体としてのチーム状態はそこまで悲観する必要のないものだ。
低調な勝ち点に終わっている最大の理由は決定力不足にあるが、FWキャスパー・ユンカーがコンディションを上げてきているのは好材料。リカルド・ロドリゲス監督の判断次第だが、ストライカー起用に踏みきる可能性は十分と言えるだろう。
ホームで復調を印象づけて中断期間に入りたい。
【マイナス材料】
試合内容は悪いものばかりではないが、今季の目標を優勝に置くならば引き分けや負けはもう許されない。
また、結果の出ないチームが内容まで落としていく負のスパイラルに陥ることだけは避けたいところ。そうした意味では、あまり現状を楽観視していられない。落ち着いて試合に臨むことと危機感を持つことの適切なバランス感覚が求められる。
得点力を欠いているだけに、先制点を奪われるような試合展開だけは避けなくてはならないだろう。
文:totoONE編集部
■ジュビロ磐田
【プラス材料】
前節のガンバ大阪戦は試合終了間際に同点に追いつかれ、1-1の引き分けで終了。ただ、第3節の京都サンガF.C.戦から公式戦3試合負けなしと粘り強さが出てきた。
浦和レッズとのリーグ戦対戦成績は24勝5分21敗と勝ち越し。
MF鈴木雄斗はウイングバックながら4試合で3得点と勢いに乗る。FWジャーメイン良も途中出場が多い中、4試合で2得点を記録。京都戦で今季初得点を決めたFW大津祐樹も2列目で存在感を放ち、好調を維持している。
【マイナス材料】
京都戦では4得点を挙げて快勝したが、G大阪戦は1得点のみと決定機を決めきれない場面が目立った。
今節は対戦相手の浦和から期限付き移籍で加入しているFW杉本健勇が出場できない。今季まだ無得点だが、前線でのポストプレーは相手の脅威となっていただけに手痛い。京都戦で今季初出場したMF山田大記もまだ本調子ではなく、攻撃陣には不安が残る。
また、ディフェンスラインもリーグ戦で無失点試合が1試合もなく、安定感に欠ける。
文:totoONE編集部